- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県阿蘇市
- 広報紙名 : 広報あそ 2025年8月号
■Vol.1 三城正明(みしろまさあき)(手野きよら会会長)さん、明美(あけみ)さん
◆古代の里キャンプ村
「来てくれたお客さんと話をするのがこの仕事をする上で何よりの楽しみだ」そう語るのは、手野地区にある古代の里キャンプ村を運営・管理している手野きよら会の三城夫妻である。最近はコテージを利用しての宿泊が人気ということで特に土日は大忙しである。そんな中、上の写真の建物の板貼りは全て正明さんと姪っ子さんの共同作業で完成させたというから驚きだ。近くで見ても素人目とは思えない出来栄えである。「このキャンプ場の売りはなんですか」との唐突な長尾の質問に、手野の名水と言われる豊かな水だという。「川の方へ行ってみなさい」と言われたので早速行ってみると自宅のクーラーより涼しかった。この涼しい状態をそのまま家に移設できたらなど他愛のないことを考えながら、その場所からしばらく離れられなかったのはここだけの話である。
最後に、今後の展望について聞いてみると、「手野きよら会として豊かな地域資源を守り、地元を活性化したい」と笑顔ではにかみながら答え、それぞれの作業へと向かう三城夫妻をお見送りして今回の取材を終えた。
▽阿蘇市地域おこし協力隊 長尾 昌樹
(まちづくり課 地域振興係 所属)
みなさん、こんにちは。
令和6年7月より地域おこし協力隊として活動しています長尾昌樹です。
私はこれまで仕事の関係で東京で写真業を営んでいました。
なぜ阿蘇に来たのか、それは2016年の熊本地震の際に阿蘇へ災害ボランティアとして訪れたときに地域と関わらせてもらったこと、4年前に訪れた際、地元の人に直接お願いして野焼きに参加したとき感じた地域の人達の温かさに惹かれたことがきっかけで、この度ご縁があって阿蘇市へ来ることができました。
現在は、阿蘇市移住定住支援センターで空き家バンクの運営、移住相談対応を行う傍ら、地域の暮らしや風景、移住者の紹介、人の営みを写真で切り取り、地域内外へ向けて発信する活動に取り組んでいます。日常の中にある「阿蘇らしさ」を伝えていきたいと考えています。
今回、広報8月号よりスタートする「アソヒト」を担当させていただくことになりました。
こちらは移住者である私が阿蘇の地域や人々の元を訪れ写真や文章で発信することで阿蘇人の素顔を紹介していこうというコーナーです。
まだまだ分からないことだらけですが、市民のみなさんと関わりながら、少しずつできることを増やしていきたいと思っています。これからもどうぞよろしくお願いします。