くらし 就任のごあいさつ

7月1日付けで副村長に就任いたしました園田秀也と申します。太田村長から副村長というありがたくも身に余るお申し出をいただき、令和7年第2回村議会でご同意を得て就任いたしました。日々、大変な重責で身の引き締まる思いで仕事をしております。
私はもとより浅学菲才(せんがくひさい)の身ではありますが、これまでの36年に及ぶ行政経験はございます。平成元年バブル景気の真っ只中、県外の大学を卒業後、友人たちが東京や福岡に就職する中、地元阿蘇で仕事をしたい、地元に貢献したいと思い旧長陽村役場に入庁し、今年3月末の退職まで36年間さまざまな課で経験をさせていただきました。中でも熊本地震の際は、総務課で財政と新庁舎建設を担当しながら地震直後に設置された復興推進室長を兼務しました。私は東日本大震災の際、熊本県からの派遣で被災地へ復興支援に行きましたが、熊本地震のときにその経験が生かされたと思っています。避難所に情報を届ける避難所新聞の発行や災害対策本部の設置運営、り災証明書発行、2次避難所運営などです。復興業務に当たりながら新庁舎建設、さらに財政を担当していましたが、当時は大変などとは思わず無我夢中で業務に取り組み貴重な経験をさせていただいたと思っています。
私はこれまで仕事をするうえで心がけていたことがあります。それは「頼まれごとは試されごと」です。上司や同僚、村民の皆さまからの指示や頼まれたこと、自分自身の業務は「試されている」と考えて、相手の求める期間や内容を超える仕事を心がけてきました。もちろん期待に応えられないこともありましたが、相手の期待を超える結果を示すことで、少しずつ信頼を得ていくものだと考えて、これまで仕事を続けて参りました。
この3月に船出した太田村政は「7つの公約」を掲げています。
(1)気軽に利用できる温泉環境
(2)買い物弱者対策
(3)ふるさと納税増額
(4)児童公園
(5)野生鳥獣対策
(6)企業・イベント等誘致
(7)農作物の販路拡大
であります。太田村政は皆さまからの大きな期待とともに「試されている」面もあると思います。この7つの公約の実現と期待を超える結果が、村民の皆さまからの信託に応えるものと考えて村長とともに邁進する所存であります。
今後は村長の補佐役として、村長指示のもと議会議員の皆さまと相談しながら、職員一丸となってよりよい南阿蘇村をつくり、皆さまの期待にお応えしたいと思っております。村民の皆さま、関係各位の皆さま、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

南阿蘇村副村長 園田 秀也