くらし やまとの話題(1)

■移動式スペイクリニック(動物専用避妊去勢手術)と保護ねこ譲渡会を実施
12月に猫ハート山都による移動式スペイクリニック(動物専用避妊去勢手術)が行われました。当日は、34匹の野良猫の避妊去勢手術が無事に終わりました。
また、保護ねこ譲渡会をやまと文化の森で開催され、たくさんの方が来場されました。譲渡会では、5匹の猫の譲渡先が見つかりました。
主催した猫ハート山都の吉永さんは「今後も年に数回、譲渡会や移動式スペイクリニックを行いたいと思っているので、お困りの方は気軽に相談してほしい。」と話されていました。

■SDGs給食週間
全国学校給食週間は、学校給食の意義、役割等について児童生徒や教職員、保護者、地域住民等の理解と関心を高め、学校給食の一層の充実と発展を図るために毎年1月24日から30日まで行われています。
本町では、1月20日から24日までをSDGs給食週間とし、山都町の郷土料理や甘酒、有機野菜、ジビエを活用した給食を提供しました。また、週間中に使用するお米は山都町有機農業協議会から、あか牛のお肉は矢部清和地域肉用牛振興協議会から無償提供されました。
22日と24日には、山都町の有機野菜の生産者の方々が、各学校を訪問し、子どもたちと一緒に給食を食べられました。
子どもたちは、給食が様々な人たちの力で作られていることを知り、感謝して食べたいという気持ちを改めて感じたようです。

■「山都町オーガニックマルシェ」を開催しました
1月25日と26日、TSUTAYA BOOK STORE菊陽(菊陽町)で開催した「山都町オーガニックマルシェ」(有機農業協議会主催)は、大勢の来場者で賑わいました。山都町の有機米や有機野菜などの新鮮な農産物や、町の特産品、矢部高等学校のイチゴジャム等を販売し、山都町の魅力に触れてもらうことができました。

■健康づくり県民会議表彰・地域活動部門賞受賞
2月9日、大野フラワー会(代表:安永洋子)がくまもと健康づくり県民フォーラム2024内において、表彰状を授与されました。
健康づくり県民会議表彰とは、行政主導ではなく民間や住民主体で行われている健康づくりに関する取り組みを表彰するもので、活動の継続に関する工夫が行われているものを表彰するものです。大野フラワー会は、20年以上前から地域の子どもたちとの交流や百歳体操などの健康づくり、手工芸作品を仲間と作って販売する活動を続けてこられました。会員の参加が減り高齢化が進む中、地域の小さな範囲で集まることで、誰でも参加できる団体にする工夫をされていることが、ほかの地域へ展開できるものとして評価されたものです。安永さんは、今後も地域の気の合う仲間と知恵を出し合い、お互い助け合いながら活動を続けていきたいと喜びを語っておられました。

■27年前の卒業制作が再び母校へ~親から子へ受け継がれる大作~
1月31日、矢部小学校において版画で作られた通潤橋の物語「通潤橋にかけた夢」が寄贈されました。この版画は、27年前に浜町小学校(現矢部小学校)で勤務していた栃原憲聖さんと、当時の6年生が卒業記念として制作されたものです。栃原さんは転勤後もこの版画を大切に保管し、行く先々の小学校で通潤橋を学ぶ児童たちに通潤橋のことを伝える教材として使用されてきました。 
今回、定年を迎えるにあたり、たくさんの思い出の詰まったこの作品を、当時の教え子たちの母校であり、現在はその教え子たちの子どもたちが通う矢部小学校へ寄贈することとなりました。卒業生も駆けつけ、久しぶりに恩師と再会し、当時の懐かしい話や作品への思いを語り、引き継ぐ後輩たちに向けてエールを送りました。