- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県湯前町
- 広報紙名 : 広報ゆのまえ 2025年6月号
5月10日に町内の協定対象町有林で、株式会社未来工房の社員20人が『みらいの森ゆのまえ森林保全活動』に汗を流しました。
同社とは、昨年12月に『企業・法人等との協働の森づくりみらいの森ゆのまえ』協定を締結。今回が第1回目の活動となりました。金原望(のぞみ)代表取締役は「国産の木を使うことが、森林保全活動につながるということを伝えている。今回の活動を通して森林保全活動の一端を担えることをうれしく思う」と話し、長谷和人町長は「7月豪雨からの復旧を進めている中、復興の一つとして保全活動をしてもらえることにパワーをもらっている。本町を選んでもらえてうれしい」と話しました。今回植林した苗木は、スギとセンダンの2種類。センダンは道沿いにも多く生えていますが、枝が四方に広がっていくため不要な枝を切り落とすなどの手入れが必要で、活用が難しいとも言われています。
今回植林した木は、家の建築や内装材に使える大きさになるよう手入れをし、成長を見守ります。
植林の現場は、きれいな緑に囲まれた山間部の急斜面。どのような斜面でも、地面と苗木が垂直になるように植えることが大切であるとの説明を受けた後、スギ250本とセンダン80本を植えました。
作業終了後、金原代表取締役は「手で植林するのは大変だと分かっていたが、実際に体験して木を育てるには本当に労力も時間もかかると身をもって感じた。木を育てることの大変さや難しさを顧客の皆さんや社員たちに伝えていきたい」と話し、これからの木の成長を楽しみにしていました。