- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県湯前町
- 広報紙名 : 広報ゆのまえ 2025年6月号
■NEWS1 ワークショップも開催します!『これが漫画!展』へぜひお越しください
5月24日から開催している『これが漫画!展』。湯前町が誇る漫画家、那須良輔をはじめ、日本初の職業漫画家といわれる北沢楽天(きたざわらくてん)や昭和期に国民的人気を博した四コマ漫画「フクチャン」の生みの親、横山隆一という三人の漫画家を中心に、日本の漫画の草創期を振り返る展示です。
14日には関連イベントとして「『これが漫画!展』の世界へ出かけよう! and グッズ手作りワークショップ」を開催します。前半は担当学芸員と一緒に展示を観覧し、解説を聴いたり、作品にまつわるクイズに答えたりすることで「漫画」が生まれた時代から現代までをじっくり知ることができます。後半は展示作品がデザインされたうちわや缶バッジなどのグッズ手作り体験を行います。
▼「これが漫画!展」の世界へ出かけよう! and グッズ手作りワークショップ
日時:6月14日(土)(1)10:00~12:00(2)13:00~15:00
会場:湯前まんが美術館2階展示室
参加費:300円
申し込み:本紙右のQRコードから申し込み
▼展示の見どころを紹介
▽『那須君に想う』1992年=横山隆一
良輔の逝去に寄せて、横山隆一が書いた追悼文です。那須良輔のライフワークとなった毎日新聞における政治風刺漫画連載が、隆一の推薦によって実現したことなどが書かれています。那須良輔と横山隆一の関係については、良輔の著書『わが酒中交遊記』(1979年講談社)の「横山隆一」の章によると、出会いは1940年、日本漫画奉公会が行った街頭似顔絵会(銀座や上野の街頭で似顔絵を描き、売上を国防費用として国に献金する活動)での事だったようです。隆一の奢りで酒を飲みながら、良輔はのちの「漫画集団」のメンバーたちと交流を深め、1941年の自身三度目の召集時には、良輔の武運長久を祈る出征旗(本展第二章出品)が隆一らから贈られました。
▽『北沢楽天宛書簡那須良輔』1951年1月16日
那須良輔から北沢楽天へ送られた書簡です。楽天から送られた年賀状に対し、喪中(前年に長男が逝去)のため年始の挨拶ができないことを詫びる内容が記されていて、短い文章ながらも大先輩・楽天に対する敬意が伝わってきます。
■NEWS2 たくさんの応募をお待ちしています 学習マンガイラストコンテストinゆのまえ開催
今月30日まで、湯前小・中学校の児童生徒を対象に「第3回学習マンガイラストコンテストinゆのまえ」の作品を募集しています。
今年で3回目を迎えた「学習マンガイラストコンテストinゆのまえ」は、子どもたちが読んでおもしろかった・感動した・学べるところがあった”学習マンガ”のイラストを募集するコンテスト。昨年は小・中学生合わせて104点の力作が集まりました。各部門の受賞者には、マンガを読む・描くのに役立つすてきな賞品を準備しています。ぜひ奮ってご応募ください!
■Pickup 広報湯前良輔アーカイブ展
那須先生の魅力あふれる作品をピックアップ!
『アダムとイブ』※「これが漫画!展」で展示中
▽那須先生のことば
「独立後初の8月15日が今年もきたが、世の中はなんとなく騒々しかった。共産党はあばれるし、社会党は割れたし、自由党もうちわもめしている」―『吉田から岸へ』(毎日新聞社,1959年,P32)
■Information 那須先生の作品画像を無料で利用可能!
まんが美術館に収蔵されている那須先生の作品画像を無料で利用できます。利用したいときは申請書を教育課に提出してください。くわしくは教育課に問い合わせるか、まんが美術館ホームページで確認してください。
問合せ:教育課
【電話】0966-43-2050
■工事のお知らせ
外構工事のため、現在建物のまわりに足場が組まれています。美術館・教育委員会事務所は通常どおり開館しています。工事終了予定の夏ごろまでご迷惑をおかけします
■HP・SNS
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