- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県湯前町
- 広報紙名 : 広報ゆのまえ 2025年6月号
楽しさ溢れる緑の楽園、ゆのまえグリーンパレス。
かつて日本一と言われた親子水車や遊園地を思わせる遊具があり、一時期は多くの人が詰めかけました。
時代は流れ、施設の老朽化や少子高齢化、さらには新型コロナウイルスの影響で利用者は大幅に減少。
『グリーンパレスを拠点として地域を盛り上げたい』
熱い思いを持って本町に来た地域おこし協力隊、佐々木佑樹。
遊びに来た人が楽しめるよう、さまざまなイベントを企画。
再び多くの笑顔が溢れるように―。
今回は、ゆのまえグリーンパレスについてみていきましょう。
■佐々木隊員2年間の振り返り(抜粋)
▽2023年
4月:地域おこし協力隊着任。湯楽里・グリーンパレスを拠点に活動を始める
5月:ゴールデンウィークのイベントとしてアメのつかみ取りを開催
7月:駄菓子屋台『つつじ屋』をオープン
10月:ハロウィンイベント『箱の中身当てゲーム』開催
11月:ゆのまえ漫画フェスタとタイアップ企画『コスプレdeゴーカート』開催
12月:大晦日常笑ファームとのコラボレーション企画甘酒・おしるこ提供
▽2024年
2月:グリーンパレスオリジナルステッカー販売開始
※キャンプ場利用のモンベル、スノーピーク会員にはプレゼントします
3月:スタジオ和とのコラボレーション企画『お花見ヨガ』
4月:モルック貸出開6月ゴーカートフラッグ設置
7月:
・グリーンパレスオリジナルTシャツ販売開始
・七夕ウォークラリー開催
8月:お盆休みイベント『水鉄砲射的大会』開催
10月:空と緑のマルシェ開催
12月:クリスマスイベント『お菓子のバランスツリー大会』開催
▽2025年
2月:『見晴らしのGサイト』オープン
3月:上米良鍛冶工場とのコラボレーション企画『あんぜん刃物のふれあい体験会』開催
4月:
・こいのぼり掲揚
・グリーンパレス朝市開催
6月:現在
■こまめな情報発信
令和5年4月の着任後すぐ、ゴールデンウィークイベントで『アメのつかみ取り』を開催。その後も毎月のようにイベントやグッズ販売など、新しい取組を行ってきました。SNSを使って、彩り豊かな写真とともにイベントや施設の様子を発信。最新情報が手軽に分かることから閲覧数も多く、県内外の人が更新を楽しみにしています。
■県内でも人気の施設に
これまで桜のライトアップや水鉄砲射的大会など、心引かれるイベントを開催してきました。「どのようなことをすればワクワクするのか」を常に考えてイベントを企画。その結果、国内最大級のキャンプ場検索サイト『なっぷ』の口コミランキングで、県内148カ所中第9位にランクインしています。(5月10日現在)
■人気の影にはスタッフの人柄
いつ見てもきれいな芝生に、整理された道具。誰もが気持ちよく利用できるように管理するのはスタッフの皆さん。佐々木さんは「ユーモア溢れるすてきなスタッフの人柄と長年守り続けてきたきれいな芝生を発信することが私の使命」と話します。
グリーンパレスの公式インスタグラムには、スタッフが笑顔で活動する様子も投稿されています。子どもたちに昔遊びを教えたり、販売用の薪を割ったり、芝生の手入れをしたり、イベント用の飾り付けをしたりと、利用者の喜ぶ顔を見るために何でもこなすスタッフの温かい気持ちが、施設のいたるところに溢れています。スタッフと佐々木さんの見事な連携が、施設の人気を支える理由の一つです。
■人気企業と提携
人気アウトドアブランドの『株式会社モンベル』『株式会社スノーピーク』と令和5年度から業務提携を結んでいて、両社の公式ホームページにはグリーンパレスの施設紹介が掲載されています。管理棟事務所には企業ロゴマークが掲示されていて、受付が華やかになりました。両社との提携後、県外からの利用者も増えています。ちなみにグリーンパレスにもロゴマークがあります。Tシャツや缶バッジ、ステッカーを販売していますので、ぜひお買い求めいただき、皆さんにも当施設をPRしてもらえるとうれしいです。
▽株式会社モンベル
1975年創立。大阪府に本社を置くアウトドアブランド。アウトドアスポーツ用品の企画・製造・輸入・販売を行っている他、自治体と協定を結び、エコツーリズム開発も行っている
▽株式会社スノーピーク
1958年創立。新潟県に本社を置くアウトドアブランド。キャンプ用品やアパレルの製造・販売の他、グランピングや地域資源を活用した事業など地方創生事業を展開している。
■地域おこし協力隊グリーンパレス担当 佐々木佑樹さん(下城)
埼玉県出身。旅行関係の専門学校を卒業後、東京都内のホテルに勤務。宿泊施設の立ち上げで培った経験を生かし、ゆのまえグリーンパレスの集客向上に努める。任期は令和8年3月31日まで。