スポーツ Topics(1)

■大会で地区の交流を深める 第60回春季球技大会開催
5月25日に、町民グラウンドなど町内4カ所で第60回春季球技大会を開催しました。同大会は地区対抗で行われ、バドミントン・ティーボール・ビーチボールバレー・グラウンドゴルフの4競技に合わせて480人が出場し、汗を流しました。

▽各競技大会結果
〈バドミントン〉7地区10チーム
一部:(1)馬場A(2)上里3(3)馬場B
二部:(1)上村B(2)野中田3(3)上村A

〈ティーボール〉6地区6チーム
(1)下城(2)野中田3(3)野中田1(3)上染田

〈ビーチボールバレー〉10地区12チーム
一部:(1)馬場A(2)植木(3)瀬戸口(3)中里1・2
二部:(1)下村(2)馬場B(3)下里(3)上染田

〈グラウンドゴルフ〉17地区250人
(1)下村A(2)野中田3C(3)野中田3B

■ふるさとに思いを馳せる人に 伝統芸能継承活動が県文化協会から表彰
5月29日、熊本ホテルキャッスル(熊本市)で『第9回子ども芸術文化未来賞表彰式』が開かれ、湯前中学校の酒井勇一校長と同校生徒会の岩野一花(いちか)さん(3年・瀬戸口)、椎葉文祢(あやね)さん(同・上里3)、那須あかりさん(同・田上)が出席しました。
同校は昨年、長年続けている取組である伝統芸能継承活動が評価されて『古典の日文化基金未来賞』を受賞。このことが今回の受賞につながりました。伝統芸能継承活動は、中学生が地域と人をつなぎ、多くの人にふるさとへの愛着を持ってもらうためにとても重要な活動です。今回の表彰を受け、酒井校長は「湯前をアピールできたことがうれしく大変光栄である。生徒にはこれからも活動を通して、まちの人への感謝の気持ちや仲間との絆を育んでほしい。また、生まれ育ったふるさと”湯前”を愛する気持ちを忘れないでほしい」と話しました。

▽古典の日文化基金未来賞と伝統芸能継承活動
地域の伝統や文化を守るために湯前中学校で20年前から続いている伝統芸能継承活動(東方組太鼓踊り・球磨神楽・浅鹿野棒踊り)の功績が認められ、昨年9月3日に受賞しました。昔から受け継がれてきた伝統を今後もつないでいくため、保存会や地域の人から教わって学び、練習を重ねて文化祭や里宮神社秋の大祭で披露しています。活動開始当初、教わる側であった人が今では指導者となり伝える側となっています。中学生が地域とつながるきっかけとなる大切な事業の一つです。

■まちのお米と杵つき精米の魅力を伝える フードゲート株式会社との包括連携協定調印式
5月30日、役場洋会議室で「湯前町とフードゲート株式会社との包括連携協定調印式」を開き、同社の村上宜史(よしのぶ)代表取締役や杵つき精米所指定管理者『くまくまアグリ』代表の深水信俊さん、長谷和人町長らが出席しました。
杵つき精米所は、担い手不足などで稼働できない状況が続いていましたが、昨年10月に『くまくまアグリ』が指定管理者となり復活の一歩を踏み出しました。
東京や大阪などに13店舗の和食料理店を運営するフードゲート株式会社(兵庫県神戸市)は、杵つき精米について調べていたところ、本町の杵つき精米所の存在を知り、すぐに来町。互いに現地視察を行い、協議を重ねた結果、包括連携協定の締結につながりました。今後は杵つき精米所の研究をはじめ、観光や産業の振興、災害発生時の支援や下村婦人会の漬物などの文化継承に加え、地域経済の活性化に取り組んでいきます。
村上代表は「新しい和の形を作るのが使命。日本で一番おいしい米は湯前町で食べられる、という魅力を発信していきたい」と話し、長谷町長は「令和2年7月豪雨災害からの創造的復興の力強い後押しとなる協定である」と話しました。