子育て むらの話題(2)

■5/16(金)生命の尊さを 南小「人権の花」運動伝達式
「人権の花」運動伝達式が相良南小学校で行われ、前年度実施校の山江村立山田小学校から、ひまわりと千日紅(せんにちこう)の種の引継ぎが行われました。「人権の花」運動は、児童が協力し合いながら花を育てることを通じて、協力、感謝することの大切さを学び、生命の尊さや人権尊重の意識を身に着けてもらうことを目的として実施。伝達式では、豊原幸一郎さん(平原)が会長を務める人吉人権擁護委員協議会による「ひとりぼっちにしないで」というペープサートも行われました。
最後に児童を代表して椎葉斗俐さん(松葉)が「一つ一つ違った花を大切にする中で、僕たちも一人一人の個性を大切にしながら仲良く学校生活を送っていきたい」と誓いの言葉を述べました。

■5/20(火)畜産振興事業 村内の畜産農家へ防疫資材配布
相良村畜産振興会の事業の一環として、村からの補助金を活用し「防疫資材の配布」を行いました。家畜への感染病を防止することを目的に事業を実施しており、配布日当日は会長の冨永得治さん(平原)から、会員の笹淵文治さん(上園)へ踏み込み式の消毒マットと殺虫剤を配布しました。
現在、韓国では口蹄疫の発生が確認されています。冨永会長は「コロナが明け、韓国などの国外へ行く機会も増えていると思う。畜産農家も消毒等の対策を講じ頑張っているため、家畜への安易な接触を控えたり、牛肉の消費拡大など皆さんにもご協力いただきたい」と述べられました。

■5/26(月)歴史継承 北小四浦和紙で拓本を取る
相良北小学校では今年度設立150周年にちなんだ取組みとして、旧校舎にある創立100周年の記念石碑から「和」の一文字の拓本を取りました。
今回は四浦和紙保存会が漉(す)いた地元の四浦和紙を使用して、きたっこ元気会の皆さんや郷土史家の益田啓三さん、元校長の大平和明先生らと実施。
児童は記念碑に霧吹きで和紙を貼り付け、次にタンポに墨を付け和紙を優しくたたくようにして墨付けを行い、慎重に作業を続けていくと、四浦和紙に記念碑の文字「和」が写し出されました。今回完成した拓本は校内に飾る予定です。

■6/3(火)食の大切さを学ぶ 田おこし・田植え体験
なつめ保育園の園児25 名が「復興米」の田植え体験を行いました。兵庫県の社団法人神戸国際支援機構(岩村義雄会長)が主催となり、令和2年7月豪雨の復興支援として、今回が5年目の取り組みとなります。
田んぼの中を走り回ることで田んぼの中に生息するイトミミズなどの生物が活動しやすくなると説明を受けた園児たちは、水田内を一生懸命に駆け回り、泥をかき回していました。その後、先生からもち米の苗を受け取ると、1列に並んで苗を丁寧に植えていました。もち米は10月に収穫予定。年明けには餅つきが予定されています。

■6/4(水)指導者の心構えとは 令和7年度スポーツ指導者講習会
教育委員会主催のスポーツ指導者講習会が総合体育館1階研修室で開催され、「指導者の心構え・基本的トレーニング」と題して、人吉スポーツパレス館長の森英和氏に講演をしていただきました。
講習会には、村内の地域クラブの指導者や村内外から約30名が参加。講演では、今後の中学校部活動の地域展開や子どもたちへのスポーツ指導を行う上で意識すること、トレーニングを行うときに気を付けることなど動作を交えて話されました。参加者は、終始うなずきながら熱心に講習を受けていました。