- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県球磨村
- 広報紙名 : 広報くまむら 2025年4月号
■令和7年度球磨村の主要な防災ソフト施策
国や県が主体的に実施する堤防整備やかさ上げなどのハード対策は、莫大な費用と時間を費やしますが、それだけで万全とは言えません。自分たちの命を守るためには、村が主体的に実施できるソフト対策との併用が、極めて重要です。
今月号では、令和7年度球磨村の主要な防災ソフト施策を紹介します。特に、村民の皆さんに関係するのは、自主防災組織・防災士等連絡会議、村民防災ブロック会議、全村民が避難について考える日や防災学習です。
自主防災組織・防災士等連絡会議は、4月1日に予定しており、村内25の自主防災組織の代表や防災士により、令和7年度の主要な防災ソフト施策について認識を統一するものです。村民防災ブロック会議は、4月15日に予定しており、代表自主防災組織による活動事例紹介や梅雨までに準備すべき事項の取りまとめなどを予定しています。また、全村民が避難について考える日を5月11日に予定しており、それぞれの集落における災害特性に応じて、住民の皆さんの発意による自主・積極的な防災行動を実践していただく場と考えています。
令和6年は、村民防災ブロック会議に131人が参加され、真剣な議論を繰り広げ、全村民が避難について考える日では、約400人が防災勉強会、デジタル防災無線の取り扱い操作、土のうの事前準備、近隣の集落による合同避難訓練など、集落の災害特性に応じた住民の発意による行動を起こすことで防災意識を高めていただきました。このほか、ことしの2月26日に役場職員は、県が実施する豪雨対応訓練に参加し、豪雨時における対応能力の向上を図りました。
4月から梅雨前までに防災ソフト施策を集中させています。実行にあたり、年度当初は役員さんの交代などで難しい面もありますが、梅雨は待ってくれません。この時期に防災意識を高める事が極めて重要です。また、6月3日に関係機関などによる防災連絡会議、11月には防災学習を予定しています。来年度も役場と住民の皆さんが一体となり、防災ソフト対策を通じて自然災害から身を守る最大限の努力を継続しましょう。
◇令和7年度 球磨村防災ソフト施策
問い合わせ:総務課 防災係
【電話】32-1138