- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県竹田市
- 広報紙名 : 広報たけた 2025年4月 NO.241
竹田市監査委員
後藤英一
山村英治
令和6年11月から令和7年2月までに実施した監査の結果をお知らせします。
関係法令、条例、規則等に基づいて適正に処理されているか審査した結果、一部に改善を要する事例が見られたが、おおむね適正に行われていると認めた。
■総務課
・竹田市DX推進計画により、市民サービスの利便性向上と行政業務の効率化を柱として、総合的かつ効果的に施策を推進することとなるが、DXを推進するうえで、デジタル化の必要性や利活用知識を深める職員研修が実施されるよう要望する。
■総合政策課
・地域コミュニティ推進についてはモデル地区の検証を行うとともに、新たなモデル地区形成に当たっては、地域の実情に応じた慎重な取り組みを要望する。
・地域公共交通は、市民の日常生活に欠かせない移動手段となっていることから、竹田市地域公共交通活性化協議会で議論を深め、引き続き公共交通の充実を要望する。
■情報推進課
・竹田市DX推進計画により、市民サービスの利便性向上と行政業務の効率化を柱として、総合的かつ効果的に施策を推進するよう要望する。
■財政課
・今後5年間の中期的な財政収支の試算では赤字となっており、収支の赤字は基金を取り崩して対応することとなる。厳しい財政状況を踏まえて、より一層の財政健全化に取り組み、将来にわたり持続可能で安定的な財政運営を要望する。
■契約検査室
・公共工事及び物品並びに業務委託等の入札、検査業務が厳正かつ公正に行われるよう引き続き努めること。
■税務課・市税徴収率は3年度連続で上昇しており、自主財源確保の取り組みと徴収努力は評価できる。引き続き正しく公平な事務処理に努めること。
■市民課
・市民の基本情報整備と適正な維持管理、セキュリティの確保に努め、書かない窓口等により市民サービスを向上させる取り組みを要望する。
■環境課
・ごみの減量化と資源化の推進を図るため、分別講習会や広報を通じて、リサイクル意識の向上と環境負荷の軽減に引き続き取り組むこと。
■保険健康課
・国民健康保険事業計画においては、レセプト点検など6項目を計画・実施し、医療費適正化に努めているが、保健指導と併せて特定健康診査受診率の向上に取り組み、安定的な医療保険財政運営ができるよう要望する。
■社会福祉課
・第3次竹田市地域福祉計画及び第4次竹田市地域福祉活動計画に基づき、誰もが住み慣れた地域で安心していきいきと暮らしていけるよう、住民と地域の関係団体、行政が協働して地域全体をより良いものにしていく取り組みを要望する。
■竹田保育所
・保育方針に基づき、豊かな人間性を持ち、豊かに生きるための基礎が身につく保育と自己成長シート等を使っての自己評価、子どもの評価の確立を要望する。
■高齢者福祉課
・介護人材確保及び育成に向けた取り組みと、高齢者のさまざまな総合相談を担う地域包括支援センター運営事業の充実を要望する。
■農政課
・急速に進む人口減少や農業後継者不足など、農林業を取り巻く情勢は大きく変動している。農林業者が将来にわたり、安定した経営が持続できるよう地域資源を活用した多様な政策と連携させ、経営力強化に取り組むよう要望する。
■農林整備課
・多面的機能支払交付金事業については、活動組織が継続して活動できるよう組織統合や事務処理の支援を図ること。
■商工観光課
・新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用したプレミアム商品券発行等により、個人の生活支援及び所得補填並びに市内事業所での消費喚起に繋がっているが、原油価格高騰等の影響を受け経営が厳しい事業者の経費負担の軽減に引き続き取り組むよう要望する。