健康 7月・8月は、熱中症による救急搬送が、1年で1番多い月です!本当に怖い熱中症

熱中症とは、高温多湿な環境下で、発汗による体温調節等がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、死亡することもあります。
消防庁発表資料によると、令和6年5月~9月の熱中症による救急搬送者数は、全国で約97,578人で、平成20年の調査開始以降、最も多い搬送人数でした。また、発生場所は住居(敷地内全ての場所を含む)が38%と最も多くなっています。

■本市の熱中症による救急搬送状況
本市の令和6年5月~9月の熱中症による救急搬送件数は35件で、令和3年から毎年増加しています。
そのうち、期間中に占める7月・8月の搬送件数の割合は令和5年で96%・令和6年が80%となっており、7月・8月が熱中症の危険度が非常に高いことが分かります。

▽本市の熱中症による救急搬送35件の内訳(令和6年5月~9月)

※令和6年は、18歳未満の方の熱中症による救急搬送はありません。
また、右上の円グラフのとおり、搬送された年齢層は高齢者が71%で最多で、発生場所は屋内が54%を占めています。

▽Point!
熱中症は「屋内でも・屋外でも発生し、75歳以上の高齢者の方は特に注意が必要」であることがわかります。

■熱中症予防のポイント
(1)屋内では扇風機・エアコンを積極的に使う
(2)高温多湿・屋外での直射日光を避ける
(3)こまめな水分補給を心がける(塩分も補給)
(4)日頃から健康管理を行う(体調が悪い時は無理をしない)
(5)暑さに備えた体づくりを行う(バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動)
(6)天気予報や熱中症予防情報サイトなどで発表される「暑さ指数」や「熱中症警戒アラート」に注意する
(7)外出時は、エアコンがあり、座って休憩や水分補給ができる「熱中症一時休憩所」(本紙右ののぼりが目印)を利用する

■特に高齢の方は注意!エアコンを上手に使いましょう!
特に高齢の方は、暑さに対する感覚機能が低下し、体に熱がたまりやすいため、こまめな水分補給とともに、適切なエアコン利用や換気などを行いましょう!また、お子さんには周囲の大人が注意しましょう!
・節電/こまめにフィルターのお手入れをする 2週間に1回を目安にしましょう
・節電/適切な室温設定
・節電/すだれやカーテンを活用し直射日光を遮る
・温度・暑さ指数を確認する
・換気/換気をして屋外の涼しい空気を入れる
・換気/窓とドアなど2カ所を開ける
・換気/扇風機や換気扇を併用する 長時間、風が体に直接あたらないように注意しましょう
・節電/クールビズを取り入れる
・節電/複数台の使用を避け、一部屋に集まるなど工夫する
出典:環境省「高齢者のための熱中症対策」

今回の記事でご紹介したもの以外の「熱中症に関する情報」を詳しくお知らせします!
BT-net市民チャンネル
7月のいきいき元気アップ教室は、「熱中症予防」をテーマに放送します!
日時:7月1日(火)~31日(木)5時~、13時(金曜放送なし)~、20時~
内容:
(1)情報「熱中症予防」
(2)運動「熱中症になりにくい体づくり」
(3)ぶんごたかだクッキング「夏バテ予防メニュー」

問合せ:
健康推進課【電話】25-4410
消防本部【電話】22-3108