子育て 三重町の小中一貫教育校は「三重学園」です(1)
- 1/52
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県豊後大野市
- 広報紙名 : 市報ぶんごおおの 2025年4月号
小中一貫教育校とは、小・中学校が義務教育9年間で育てる「めざす子ども像」を共有し、9年間を見通した教育課程を編成することで、学びや育ちの系統的な教育を実践する学校のことです。中学生は7年生~9年生という呼び方をします。今回、三重学園の開校により、豊後大野市では、すべての中学校区で小中一貫教育校が開校しました。
三重学園は、「子どもの夢の実現をはかる学園」、「新たな学びのスタイルを創造する学園」、「地域とともにある魅力ある学園」をめざす姿に掲げ、教育活動を進めていきます。
他町の小中一貫教育校とは違い、学校間が離れている5つの小学校と中学校からなる学園なので、「小中学校(特に5〜7年生)の連携」に加えて、「小学校同士の連携」による学びの充実がめざすところであり、最大の特徴となります。7年生になったとき、ストレスを感じない人間関係や小中間の違いによるギャップを感じることなく、スムーズに中学部の学びに入っていることをめざしています。
また、開校のタイミングで制服が男女ともにブレザータイプに変わります。三重中カラーといわれるセーラー服の緑色が、ブレザーの前襟に縁取られています。
開校式は4月8日に学校ごとに、そして、6年生と9年生が代表として出席する開校式典は4月30日に三重中学校で行われます。
◆教えて「三重学園」 Q and A
Q:校舎はどうなりますか。また、学区はどうなりますか。
A:現小学校、中学校の校舎をそのまま使用します。学区も進学先の中学校も変更はありません。
Q:入学式や卒業式、運動会等はどうなりますか。
A:今までどおり、それぞれの小学校、中学校で行います。
Q:校名や校歌、校章はどうなりますか。
A:「豊後大野市小中一貫教育校三重学園菅尾小学校」のように、三重学園のあとに、学校名をつけます。校歌や校章は変わりません。
Q:保護者や地域はどのように関わればよいのでしょうか。
A:子どもの連続した学びを学校、家庭、地域の全体で支援することが重要です。引き続き、学校行事や地域での学習、学習ボランティア等への参加をお願いします。
Q:小・中学校が離れていると、小中一貫教育は難しいのではないのでしょうか。
A:学校施設が一体型となっている清川や朝地、千歳小中学校と、6校の施設が分離している三重町では、小中一貫教育のねらいや取組方、めざす効果に違いがあります。子どもたちの9年間の学びや育ちを支える教育環境の充実のため、三重町では小学校区をこえて子どもをサポートする「MIE・CS」(三重町の子どもを育てる会)と学校の連携強化に取り組んでいます。三重町では同級生が日常的に集まる困難さはありますが、地域とつながった魅力ある教育活動を定期的に交流したり、目的を持って交流会を行ったり、オンラインを活用して学びを共有したりと、離れているが複数校あるメリットを生かした小中一貫教育をすすめていきます。