- 発行日 :
- 自治体名 : 大分県九重町
- 広報紙名 : 広報ここのえ 令和7年4月号
『みんなみんな』
春、寒い時期を超え、暖かい春風が届きます。
桜の開花、一年に一度、春を感じ心に豊かさを与えてくれます。桜の開花は二週間程度。とても短いです。桜は冬の寒さに耐え、大地にしっかりと根を張り、春に見事な花を咲かせます。見えない所の頑張りが大切なことを伝えてくれます。
「みんなちがってみんないい」
童謡詩人「金子みすゞ」の詩「私と小鳥と鈴と」の中にある言葉
〜みんなちがってみんないい〜
違いからそれぞれが存在すること、「あなたは、あなたでいい」というメッセージが込められています。「誰もが生まれただけで満点」この世にあるものは誰一人、何ひとつ、同じものはありません。みんなちがってあたりまえ、みんなちがってみんないい。だからこそ、みんな素晴らしい。
「桜梅桃李(おうばいとうり)」…桜には桜の美しさ、梅には梅の香り、桃には桃の彩り、李には李の味わい、梅は桜にはなれないし、なる必要もない。人もそれぞれの個性があり、ありのままの自分の個性を活かし、生きていきたいものです。人はひとりでは生きていません。生きられない。お互いを認め合い、支え合って生きています。相手の立場になり、相手に寄り添うことは、人権の第一歩、とても大切なことです。
「人権探し」
人権って何だろう?「人権は難しい」「私には関係ない?」との声を聞きます。
人権とは…「幸せに生きる権利」「人が人として幸せに生きる権利」誰もが皆、「幸せに生きていくため」の権利を持っています。社会には、人権の課題として多くの人権問題があります。「大分県の人権11課題」として、(1)課題横断的な人権課題(2)部落差別問題(3)女性の人権問題(4)こどもの人権問題(5)高齢者の人権問題(6)障がい者の人権問題(7)外国人の人権問題(8)医療をめぐる人権問題(9)性的少数者の人権問題(10)犯罪被害者やその家族の人権問題(11)様々な人権問題の取り組みがあります。九重町隣保館は、人権・部落差別解消の拠点であり、福祉の向上や人権啓発を推進するための館として、取り組みを進めます。偏見や差別のない九重町。笑顔の花をみんなみんなで咲かせましょう。
「感動」
感動すること…多くの感動をすると、心が年をとらないと言われています。小さな感動、大きな感動(可愛い花・青い空を見て)(本を読む)(今、会いたい人に会う)などを見つけ、心豊かにスタート。
(九重町隣保館人権啓発指導員 安藤千恵美)