くらし ≪特集1≫令和7年度 施政方針

令和7年度のスタートにあたり、町政運営の方針をお知らせします。
本年度より、「第3期九重町まち・ひと・しごと創生総合戦略」が始まりました。その将来像として掲げるのは、「幸せの芽を育てる~住み続けたい町 選ばれる町 ここのえ」です。施策の推進にあたっては、地域と住民の皆さんの幸福度を高め、持続可能なものとすることを最優先に取り組み、それを町内外へ発信することで、「選ばれる町」づくりを進めていきます。
また、第5次総合計画のテーマ「未来へつなごう!豊かなこころと癒やしの自然~みんなでつなぐ未来へのバトン~」のもと、町の魅力を高めるため、さまざまな施策を展開しています。
そこで、本年度特に重点的に取り組む施策について、第5次総合計画の6つの基本目標に沿ってお知らせします。

◆1.こころを繋ぎ、みんなでつくるまちづくり(協働・人権・行財政運営)
○協働のまちづくりの推進
・地区協議会への支援強化

○人権尊重社会の実現
・隣保館トイレ改修工事

○持続可能な行財政経営の推進
・こども園の民営化への取り組み
・自治体情報システムの標準準拠システムへの移行

▽主な事業予算
隣保館トイレ改修事業(7,356万円)
基幹系業務システム標準化・共通化(1億7,949万円)

◆2.地域の資源を活かし、いきいき働けるまちづくり(産業振興)
○農林畜産業の振興
・農林業基盤の保全管理(経営地等管理支援機械の貸出)
・担い手の確保育成(新規就農者・親元就農者等への支援)
・地域ブランド化の推進(園芸作物・畜産施設等への補助)(有機農業の取組の推進)
・林業の振興(未整備森林等調査整備の実施)
・畜産業の振興(飼養管理省力化機器整備費用の一部助成)

○商工業の振興
・起業支援補助金の拡充

○観光の振興
・一般社団法人ここのえ町づくり公社の本格始動
・九重“夢”大吊橋リブランディング実施計画の策定
・地域資源を活用した観光振興(観光宣伝素材撮影委託)

▽主な事業予算
経営地等管理支援機械導入・貸出(751万円)
新規就農者育成総合対策事業(750万円)
園芸作物高温対策緊急支援事業(300万円)
未整備森林等調査委託事業(1,145万円)
畜産省力化推進事業(240万円)
ここのえ町づくり公社(DMO)補助金(3,500万円)
観光素材撮影事業(132万円)

◆3.自然とともに、心地よく暮らせるまちづくり(自然・生活環境)
○環境保全の推進
・景観計画の策定
・プレ草原サミットの開催

○住環境の整備
・書曲改良住宅建替事業
・安全な飲用水の確保(地区水道補助金の拡充)
・釣住宅の分譲
・移住・定住の促進(ここのえ未来創造若者地元就職支援金・ここのえ未来創造奨学金返還補助金)

○道路・交通網の整備
・道路整備と維持管理(道路舗装点検DXシステムによる調査)

○デジタル社会への対応
・防災放送自動録音・配信システムの導入

▽主な事業予算
書曲改良住宅建替事業(2億7,299万円)
ここのえ未来創造若者地元就職支援事業(450万円)
ここのえ未来創造奨学金返還補助事業(192万円)
防災放送自動録音・配信システム(117万円)

◆4.安全・安心な暮らしを守るまちづくり(防災・防犯)
○防災・減災の推進
・個別避難計画の作成
・ハザードマップの配布
・避難所用ベッドの拡充

▽主な事業予算
急傾斜崩落対策事業(2,902万円)
消防車購入事業(4,114万円)

◆5.助け合い、みんなで支えるまちづくり(健康・福祉)
○健康づくりの推進
・お出かけ保健室(地区ごとの健康相談会等)の実施
・歯周疾患検診の対象年齢の拡充(20歳以上のポイント年齢)
・帯状疱疹ワクチン接種への助成

○結婚・出産・子育て支援の充実
・乳児一カ月健診無料化
・入学・新生活応援支援金

○障がい者福祉の充実
・医療的ケア児在宅レスパイト事業の拡充
・障がい者(児)基幹相談支援センター事業

▽主な事業予算
子ども医療費(3,100万円)
入学・新生活応援支援金(300万円)
障害者自立支援給付(2億5,434万円)

◆6.地域に学び、ひとを育て、未来が輝くまちづくり(教育・文化)
○幼児教育・学校教育の充実
・全小中学校への防犯カメラ設置
・タブレット端末(1人1台)の更新
・親子山村留学モデル事業の推進
・小学校のあり方検討委員会の設置

○社会教育の推進
・「ここのえ夢高校」の活動の充実
・民間集会施設有効活用事業補助金

○文化・スポーツの推進
・旧野上中学校跡地の有効活用の推進
・休日の学校部活動の地域クラブ活動移行の検討
・活きいきランド内のトイレの洋式化

▽主な事業予算
タブレット端末更新(1,490万円)
親子山村留学モデル事業(126万円)
活きいきランド施設整備事業(1,305万円)