くらし 11月30日は「いい看取り・看取られの日」『人生会議』を知っていますか?

あなたは最期をどこで迎えたいですか? 多くの人が希望するところではない場所で最期を迎えていることがわかっています。「もしものとき」にどこでどのように過ごしたいかを、あらかじめ家族や信頼する人と話し合う「人生会議」(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)を始めてみませんか?

◆統計から見る最期の過ごし方
▽人生会議(ACP)の認知度
人生会議を知っている割合は…
現在 9.4パーセント
目標値 30パーセント(令和16年度)
(第六次宮崎市総合計画における成果指標)

▽介護が必要になったとき、過ごしたい場所は?
自宅 約6割
その他
(令和4年 市の統計調査)

▽実際に最期を迎えた場所
医療機関 約6割
施設など 約3割
自宅 約1割
その他
(令和4年 国の統計調査)

◆統計から見る最期の過ごし方
・約6割が自宅での介護を希望しているにもかかわらず、最期まで自宅で過ごせていた人は約1割しかいないのが現状です。
・希望する場所で最期まで穏やかに過ごすためにも、あらかじめ話し合って情報を共有しておくことが大切です。

◆大切な人と情報を共有する「人生会議」
人生会議(ACP)とは
命の危機が迫った状態になると、約70パーセントの人がこれからの医療やケアについて自分で決めたり、人に意思を伝えたりすることができなくなるといわれています。もしものときのためにどんな治療やケアを希望するかを、前もって考え、信頼する人たちと共有しておくことをいいます。

何度でも繰り返し考え、話し合いましょう
01 あなたの希望や想いについて考えましょう
02 あなたのかわりに伝えてくれる人を選びましょう
03 希望や想いについて話し合い共有しましょう
04 記録し共有しましょう

◆「わたしノート」を無料配布しています
市では、もしものときの医療・ケアについて、家族や医療・ケアチームと話すきっかけにしていただくために、「わたしノート」を作成しています。ぜひ手にとってみてください。
配布対象:市内に在住・在勤・通学している人
内容:人生会議について、在宅療養の流れ、延命治療について、葬儀やお墓のこと、実際の事例など
配布場所:市役所、市保健所、地域包括支援センターなど約170か所

◆市政出前講座 人生会議(ACP)を知ろう わたしノートを活用した自分らしい生き方
実施日:平日9時から午後9時のうち1時間程度(要相談)
対象:市内に在住・在勤する10人以上で構成されたグループなど
申込:健康支援課に電話で日程調整し、申込書を提出

問い合わせ先:健康支援課
【電話】29-5286【FAX】29-5208