くらし 9月10日から16日は「自殺予防週間」 生きることを支える『ゲートキーパー』

命の大切さや、命の門番となる「ゲートキーパー」について考えてみませんか。

■本市の自殺者の現状
本市の令和6年の自殺者数は25人で、人口10万人当たりの自殺死亡率は15・4でした。
※全国の自殺死亡率16・1

■ゲートキーパーの役割
ゲートキーパーとは、悩んでいる人が「自殺」という扉(ゲート)を開いて進まないよう、その扉の入り口を守る役割(キーパー)をする人のことで、「命の門番」ともいわれています。身近な人の様子や体調の変化に気付き、悩みを聞くなどの4つの役割で、適切な方向へ導きます。

(1)気付き・声掛け
転勤や昇進、結婚、出産、身近な人との死別体験など、生活の変化は悩みの大きな要因となります。他人には幸せに見えることでも、本人には大きな悩みやストレスになる場合があります。少しの変化でも気付いたときは声を掛けましょう。

(2)傾聴
相手の悩みにしっかりと耳を傾けましょう。大切なのは、本人の気持ちを尊重することで、うなずくだけで十分です。相手のつらい気持ちを受け止め、話をしてくれたことに感謝し、つらい思いをしてきたことにねぎらいの言葉をかけましょう。

(3)つなぎ
必要な場合は相談機関を紹介し、相談するように勧めましょう。その際は、一方的に押し付けず、相談に行きやすい雰囲気をつくり、必要なときは一緒に付き添ってあげましょう。

(4)見守り
つらい気持ちを抱え、孤独感を募らせている人にとって、「見守られている」という安心感は心の支えになります。悩みは一度には解決できません。相談機関につないだ後も温かく見守り、回復を支えましょう。

◆ゲートキーパーになろう!
身近な人や大切な人が落ち込んでいるとき、元気になってもらうために何をしたら良いか分からない。そんな時は、勇気を出してまずは優しく声をかけることから始めてみませんか。その行動が、ゲートキーパーの第一歩になります。
市では毎年、ゲートキーパー養成講座を実施しています。

○ゲートキーパー養成講座
日時:9月9日(火) 10時〜
対象:市民
定員:20人
※申し込み順
※詳しくは、市ホームページを確認ください

■相談機関
(1)よりそいホットライン 【電話】0120–279–338
(2)県精神保健福祉センター 【電話】0985–32–5566
(3)障がい福祉課 【電話】36–8715
※こころの相談専用電話 【電話】36–8424
(4)都城保健所 【電話】23–4504
(5)東部保健センター(高城保健センター内) 【電話】58–6800
(6)西部保健センター(高崎福祉保健センター内) 【電話】62–4411
※(1)は年中無休24時間対応。(2)〜(6)は月〜金曜日(祝日・年末年始を除く)で(2)は9時〜19時、(3)は9時〜12時・13時〜16時、(4)〜(6)は8時30分から17時15分。その他相談先は、市ホームページを確認ください

問い合わせ:障がい福祉課
【電話】36-8715