文化 都城と世界を結ぶ友好交流都市

・中国重慶市(江津区)
・モンゴル国ウランバートル市

本市は1999年、中国の重慶市江津区(じゅうけいしこうしんく)とモンゴルのウランバートル市と友好交流都市の協定を締結し、人と人を結ぶ交流を積み重ねてきました。今回は、両都市の紹介やこれまでの歩み、市民の皆さんが関われる機会などを紹介します。

■両都市はどんなところ?
◇中国重慶市(江津区)
中国に4つある直轄市の中で最大の面積と最多の人口を誇る大都市の重慶市。商工業が盛んで、幻想的な都市部の街並みや文化財、壮大な自然など、観光資源も豊富です。

◇モンゴル国ウランバートル市
四方を山に囲まれたモンゴルの首都。政治・経済・文化の中心であり、近代的な都市機能と郊外の草原や国立公園で体験できる伝統的な文化や暮らしが共存しています。

■友好交流都市締結の経緯
◇中国重慶市(江津区)
1940年頃、第二次世界大戦下に江津出身の聶栄臻(じょうえいしん)将軍が日本人少女(栫(かこい)美穂子さん)を保護したことが契機となり、1980年代から市民訪問団を通じた交流が開始。その後、1999年11月に友好交流都市の協定を締結しました。

◇モンゴル国ウランバートル市
1992年、都城高専と市民有志が小型風力発電機をモンゴルに寄贈したことをきっかけに学術・市民交流がスタート。1996年以降は民間交流も広がり、1999年11月に友好交流都市の協定を締結しました。

■最近の両都市との交流
◇令和6年5月
重慶市で開催された「国際友好都市協力大会」に西田副市長が招待され、交流を深めました

◇令和6年8月
本市の中学生10人がウランバートル市を訪問し、現地の生徒と交流。また、同地で同月に行われた北東アジア市長フォーラムに西田副市長が出席しました

◇令和7年7月
ウランバートル市から青少年11人が本市を訪問。ホームステイや書道体験、市内見学などさまざまな交流を行いました

■国際交流員の活躍
本市には現在、中国・モンゴル・アメリカ出身の3人の国際交流員が在籍。学校や地域での国際理解講座、イベントでの文化紹介、外国人市民のサポートなど、市民と外国人との懸け橋として活動しています。

◇国際交流員を派遣できる行事
市内の団体(学校、生涯学習の学級、ボランティア団体など)が行う国際理解講座や国際交流事業
※申請方法など詳しくは、市ホームページを確認ください

▽国際交流員
ジャルガルフ―・ヒシグジャルガルさん
出身:モンゴル国ウランバートル市
愛称:ヒシゲちゃん
「皆さんと触れ合いながらモンゴル文化を伝えられるのがうれしいです!」

▽国際交流員
謝 均妮(シャ キンジ)さん
出身:中国重慶市
愛称:キンちゃん
「都城で感じる自然や人の優しさは、重慶と似ていて心が和みます。」

[あなたも挑戦!]
市公式Instagramでは、ヒシゲちゃんとキンちゃんによるモンゴル語と中国語の早口言葉の挑戦動画を配信中!皆さんも挑戦してみませんか。

■これからの交流に向けて
これまで、両都市との交流は教育や文化、青少年交流を中心に積み重ねられてきました。その広がりは、今後も学校や地域など身近な場面で続いていきます。外国の都市との交流と聞くと遠く感じるかもしれませんが、授業や催しに参加したり、国際交流員と話をしたり、誰もが関われる機会があります。
この機会に、改めて両都市との絆に目を向けてみませんか。

問い合わせ:国際化推進室
【電話】23-2295