- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県日南市
- 広報紙名 : 好きです にちなん 2025年7月号
~一生に一度は肝炎ウイルス検査を受けましょう~
世界保健機関(WHO)は、世界的レベルでのウイルス性肝炎のまん延防止や患者・感染者に対する差別・偏見の解消、感染予防の推進を図ることを目的として、毎年7月28日を「世界肝炎デー」と定めています。日本でもこの日を「日本肝炎デー」として制定し、肝炎に関する正しい知識の普及や検査に関するイベントが開催されています。
■ウイルス性肝炎とは?
肝炎ウイルスに感染することで慢性的な炎症が繰り返され、肝臓が固くなり、肝機能も悪化します。進行すると肝硬変や肝がんの状態になります。
B型およびC型肝炎に代表されるウイルス性肝炎は国内最大級の感染症とも言われ、多数の持続感染者がいると推定されていますが、感染時期が明確ではなく自覚症状がないことが多いため、適切な時期に治療を受ける機会がなく、本人が気付かないうちに肝硬変や肝がんへ移行する感染者が多く存在することが問題となっています。
■肝臓は“沈黙の臓器”
肝炎になっても、肝臓はなかなかSOSを出しません。「体がだるい」と気付く頃には、重症化していることもあります。
そのため、検査による早期発見がとても大切です。早期に適切な健康管理・治療をすることで、肝炎から肝硬変や肝がんに悪化することを防ぐことができます。
■肝炎ウイルス検診(無料)のご案内
日南市では、40歳・45歳・50歳・55歳・60歳・65歳・70歳の方(令和8年3月31日現在)で過去に日南市の肝炎検査を受けたことのない方に、案内ハガキを送付しています(ただし、会社や職場で健康診断を受ける機会のある方、現在肝臓の治療をしている方は対象になりません)。
この機会に、ぜひ、肝炎ウイルス検診を受けてみてはいかがでしょうか?
■肝疾患センターのご案内
宮崎県では、宮崎大学医学部附属病院肝疾患センターに県民の皆さまが気軽に肝炎に関する相談をできる窓口を設置しています(相談料無料)。
肝炎という病気のこと、検査や治療のことなどお気軽にご相談ください。
相談日時:平日 9時~17時(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)
【電話】0985-85-9763【メール】[email protected]
問い合わせ:健康増進課
【電話】31-1129