- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県日向市
- 広報紙名 : 広報ひゅうが 令和7年1月号 No.836
みなさんは日頃運動をしていますか。
身体活動量が多い人や、運動をよく行っている人は、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病などの生活習慣病の発症リスクや死亡率が低いことが報告されています。また、心の健康や生活の質の改善に効果をもたらすことも明らかとなっています。
身体活動とは、安静にしている状態よりも多くのエネルギーを消費する全ての動作のことです。身体活動のうち体力の維持・向上を目的として継続的に行うことを「運動」、日常生活における家事、通勤、通学などを「生活活動」と言います。
身体活動量の客観的な指標である歩数の目標は1日あたり、20~64歳は8000歩、65歳以上では6000歩とされています。
令和4年度県民健康・栄養調査によると、20~64歳の男性:6240歩、女性:5410歩、65歳以上では、男性:4868歩、女性:4377歩と、どの年代の男女とも全国平均を下回り、目標に達していない状況です。特に20~60歳代では、約10年間で約1500歩減少しています。
歩くことは体力、筋力の向上だけでなく、脂肪を燃焼させる効果もあり、コレステロール値の改善や、骨粗しょう症の予防、将来の寝たきり予防などにもつながります。運動習慣は、生活習慣病の発症にも関連のあるメタボリックシンドロームの予防にも効果が期待できます。
運動することが良いことだと知ってはいても、日々の生活の中に運動時間を確保することが難しい人もいるかと思います。運動習慣を身につける第一歩として1日10分歩くことからはじめてみませんか。歩く際は歩幅をやや広くし、やや速く歩く(分速90m)ようにするとより効果的です。プラス10分を取り入れて、健康寿命延伸を目指して体を動かしていきましょう。
問い合わせ:健康増進課健康づくり係
【電話】66・1024