- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県えびの市
- 広報紙名 : 広報えびの 令和7年3月号
■「面前DV」による子どもへの影響
虐待には、身体的虐待、心理的虐待、ネグレクト、性的虐待があります。子どもの前での夫婦喧嘩は「面前DV」に当たり、心理的虐待に含まれます。近年、この面前DVが増加傾向にあります。面前DVは、子どもたちのトラウマになるなど、多くの側面に影響を与えます。
▽感情面
急に怒りっぽくなる、ささいなことでいら立ち指示を聞かなくなる、常に不安で苦しくなるなど
▽認知面
物を壊す、人を叩く、暴言が増える、盗み、夜間外出などの非行問題や性的な問題が増えるなど
▽行動面
「親・人のせい」、「自分は悪くない」などの自分の身を守るため極端な考え方になる、両親の不仲を自分の責任と考える、人を信用できなくなるなど
▽身体面
発育・発達が遅れる(低身長、低体重、栄養不良、知的な遅れ)、食欲不振(過食、拒食)、記憶がなくなる(解離性健忘)など
このような影響を与えないためにも、夫婦の間で意見が合わないときは、時間を置き、子どもがいないところで、ゆっくり話し合いをしてみるのはどうでしょうか。また、育児に不安を感じるときや辛いときは、市こども課や市子育て相談専門ダイヤルにお電話ください。
市こども課こども相談係【電話】35-3739
市子育て相談専門ダイヤル【電話】35-0732
文:市こども課保健師