健康 介護予防特集 うきうき参加! いきいき元気!

介護予防特集 うきうき参加! いきいき元気!~『ハッスルみまたさん』連載300回特別企画~

■はじめに
町は、高齢者が要介護状態となることを予防し、健康寿命を延ばすため、町社会福祉協議会などと連携して「介護予防事業」を実施しています。
今回『ハッスルみまたさん』を通して紹介した「足もと元気教室」は、本事業の一環で行っているもの。そのほか「こけないからだ体操」や「みまたフィットネス教室『ぴしゃトレ』」など、さまざまな〝教室〟があります。みまたさんが「会話をするのも楽しもんじゃ」と言ったように、町は運動の場としてだけでなく〝コミュニケーションの場〟や〝集いの場〟としても重要であると考えています。
今回は、足もと元気教室の紹介を中心に「介護予防事業」について紹介します。

◇コラム
『ハッスルみまたさん』について
『ハッスルみまたさん』は、長田地区を舞台にした4コマ漫画。平成12年(2000年)7月号から、広報みまたに連載しています。作者は「いまむらこういち」さん(下新在住)です。
本号で、連載300回を迎えることから、今回特別企画として掲載しています。

■介護予防が重要なワケ
私たち自身の健康寿命を延ばすためには「フレイル」と呼ばれる状態を知ることが重要です。
これは加齢などにより心身が老い衰えた状態で、健康と要介護状態の、中間の状態です。
フレイルの兆しにいち早く気づき、対策を行えば、元の健康な状態に戻る可能性があるといわれています。フレイルを予防し、健康寿命を延ばすためにも、介護予防事業として実施している各種教室に参加することも効果的です。

■足もと元気教室って?
足もと元気教室は、町内各地で毎月行われている介護予防事業の一つです。
この教室で指導にあたるのは、町社会福祉協議会のスタッフ(理学・作業療法士など)や、町高齢者支援課の職員や民間事業者です。教室では、器具やタオルなどを使って、無理のない範囲でストレッチをしたり、体を動かしたりします。
さて、足もと元気教室に通っている人は、この教室のどのような点に魅力を感じているのでしょうか。

◇INTERVIEW
参加者 川原順子(かわはらじゅんこ)さん(東原在住)
足もと元気教室が始まったときから、どうしても行けなかった2回を除き、毎回のように通っています。当時、一緒にグラウンドゴルフしていた仲間たちと「足もと元気教室というのが始まるらしいから、行ってみようか」と話しになり、参加したことがきっかけです。
今では、教室に通うのがとても楽しみです。運動が楽しいのはもちろんですが、参加者同士で楽しい話をしたり、お茶したり、とにかくおしゃべりが楽しいんですよ。年齢を重ねる中で「行くのを止めようかな」と考えたこともありますが、仲間の皆さんの顔を思い浮かべると、また行きたいと思えるんです。
これからも、楽しんで参加したいと思います。

■目指すのは、健康寿命を延ばすこと
介護予防事業で行われているのは「運動」ですが、体を動かすことだけが重要なのではありません。「家から出かける」「みんなのいる場所に行く」という行動を、日々のスケジュールに組み込み、生活機能を維持することも重要です。
教室の日程や開始時間を考えて、家事や買い物などの段取りを決める。身だしなみを整える。持って行く物を用意する―。このように、私たちの何気ない行動を継続することも、フレイルを予防し、健康寿命を延ばすために効果的です。

○主な介護予防事業
(1)足もと元気教室
毎月、町内各地の地区分館などで開催。詳しくは、広報みまたの「保健と福祉」コーナー(本号19ページ)に掲載しています。
(2)こけないからだ体操
各地域、地区分館などで開催。重さ調整の可能なおもりをつけて音楽に合わせてゆっくりと体操します。
(3)ぴしゃトレ
毎週木曜日、町武道体育館で開催。民間事業者のトレーナーを講師に、さまざまな運動を行います。

■主な介護予防事業
(1)足もと元気教室
毎月、町内各地の地区分館などで開催。詳しくは、広報みまたの「保健と福祉」コーナー(本号19ページ)に掲載しています。
(2)こけないからだ体操
各地域、地区分館などで開催。重さ調整の可能なおもりをつけて音楽に合わせてゆっくりと体操します。
(3)ぴしゃトレ
毎週木曜日、町武道体育館で開催。民間事業者のトレーナーを講師に、さまざまな運動を行います。

■足もと元気教室に参加してみませんか?
町内各地で、月に1~2回行われている足もと元気教室。地区によって参加人数に差がありますが、各地域、明るい雰囲気で行われており、川原さんのように運動はもちろん「おしゃべりが楽しい」と参加する人がいるのも事実です。「運動に自信がない」という人でもおしゃべりを楽しむことができるかもしれません。一方で「人と話すのが苦手」という人でも体を動かす楽しさを感じることができるかもしれません。
ぜひ一度、参加してみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ:町地域包括支援センター(町高齢者支援課内)
【電話】52-9063