くらし 令和6年度五ヶ瀬町決算報告
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- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県五ヶ瀬町
- 広報紙名 : 広報五ヶ瀬 2025年10月号 No.705
令和6年度の決算状況について、町の実際の収支をまとめました。町民の皆さまから納めていただいた税金や、国・県などから町に交付されたお金がどれだけの額で、どのように活用されたかをご報告します。
令和6年度地方財政状況調査(決算統計)より


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令和6年度の五ヶ瀬町の一般会計の決算総額は、歳入が59億7,856万8千円、歳出が57億1,800万3千円となりました。前年度と比較すると、歳入は9,194万円の増、歳出は4,438万3千円の増となっています。
歳入総額から歳出総額を差し引いた2億6,056万5千円のうち、翌年度の繰越事業に必要な財源分として、2億6,056万5千円を除いた1億1,711万7千円が最終的な黒字となりました。このお金は、半分の5,855万9千円を基金に積み立て、残り半分を翌年度の事業に必要な財源として活用することになっています。
歳入・歳出のそれぞれの内訳は、歳入については、依存財源(町自体で確保できない収入:主に交付税や国・県からの支出金、町の借金)が全体の80.5%で、その中でも特に地方交付税が全体の43.8%を占めており、依存財源に頼らざるを得ない状況となっています。
歳出については、令和4年台風14号災害により2シーズン休業を余儀なくされたスキー場の再開に向けた施設改修等に伴い維持補修費が前年比39.3%の増、同じく令和4年台風災害に伴う災害復旧事業が本格化したことにより、災害復旧費が前年比1.5%増となった一方で、病院事業会計への繰出金の減額で、繰出金が19.9%の減となりました。また、近年取り崩しを行ってきた財政調整基金について、今年度は余剰財源を一部積み立てたことにより、積立金が前年比68.8%の増となりました。
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令和6年度の財政指標において、五ヶ瀬町は健全な財政運営を維持しています。以下の表に示す「健全化比率」は、すべて国が定める早期健全化基準以下であり、財政面で安定した状況となっています。

※早期健全化基準は、本町の標準財政規模に基づく比率
(1)実質赤字比率:一般会計の赤字の割合
(2)連結赤字比率:全ての会計の赤字の割合
(3)実質公債費比率:借金の返済にどれくらい支払っているかの割合
(4)将来負担比率:将来どれくらい負担が見込まれるかの割合
(5)資金不足比率:公営企業会計の資金不足を料金収入等と比較して指標化したもの
■令和6年度一般会計の主な事業

町民の皆さまからのご理解とご協力のもとに、五ヶ瀬町では引続き健全な財政運営を維持しつつ、地域の生活環境の改善及び元気な地域づくりを進めてまいります。
問合せ:総務課 財政係
【電話】0982-82-1700
