- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県西之表市
- 広報紙名 : 広報にしのおもて 市政の窓 2025年4月号
3月1日に開催された種子島シンポジウムでは、「島内・島外の組織活動」、「中学生・高校生・大学生の探究活動」、「種子島における産官学連携」の三部構成で、各分野における研究、種子島の魅力や未来について大学、企業、学生の意見発表や質疑応答等がありました。種子高からは1年生と課題研究を発表する2年生が参加し、種子島をアカデミックな視点で捉えることや課題解決に向けて自分事として考える良い機会となりました。
課題研究発表では普通科の3班が、「農業アルバイトで種子島の経済を活性化する」、「種子島茶を世界へ」、「安納芋を全国へ」、そして、生物生産科の1班が「バカスを活用した土壌別の生育調査について」というテーマで発表しました。以下は、発表者の感想です。
○初めての参加だったので、とても緊張しました。大学の方々のお話は興味深くて、聞き入ってしまいました。中高生の発表には、未来の種子島をよくするための案がたくさんあって、面白いなと思いました。発表自体は大きな舞台で、練習の成果を出すことができてよかったです。(普通科2年 原 綾奈)
○今回のシンポジウムで、私は大きな感銘を受けました。特に、古田校区での芝浦工業大学の方々の取り組みは、一人の島民として恩恵を受けるだけでなく、自分にできることを少しでも協力するべきだと思いました。発表の方は、直前での台本の修正、パート分けの変更などありましたが、なんとかミスなく終えることができました。ただ、内容の濃さや、明確な成果がなかったので、これからの活動で何か大きなことにつなげていきたいです。(普通科2年 平原 龍之介)
○私は未来シンポジウムに参加して、大学や島内の学校の方々の発表を聞き、私たちでは思いつかなかった新しい考え方や視点を得ることができ、とても勉強になりました。発表は緊張しましたが、原稿を見ずに、私たちの探究してきたことを伝えることができてよかったです。シンポジウムで学んだことを、今後に生かしていきたいと思います。(普通科2年 植村 優和)
○今回の経験で、種子島の未来を変えることができるのは私たちであることがよく分かった。本校は、環境や地域の問題について大学と学んでいるが、誰かのために行動を起こすのではなく、自分たちが生きていく未来のために小さな一歩を踏み出すことが重要だと分かった。(生物生産科2年 古賀 悠樹)
今回のシンポジウムで生徒の心に植えられた「種子島のために」という種を大事に育てて、種子島の未来と生徒の人生を豊かにする花を咲かせてほしいと願っています。
問合せ:種子島高校
【電話】22-1270