子育て 子育て世代包括支援センター「あいびれっじ」通信

あいびれっじは、子育てに関する総合相談窓口です。

スマホは乳幼児を持つ保護者としては便利なツールになっています。家事で手が離せない時、電車やバスに乗っているとき、買い物に出た時、家族で食事に行ったときなど子どもを静かにさせるために保護者が子どもにスマホを与え、子どもだけでスマホを見ていることも少なくありません。

■スマホと子どものことばの発達の関係
・年齢の小さい子どもが視覚的な情報に頼る生活をし過ぎていると思い浮かべたことを言葉で伝える能力が育たない危険性がある
・スマホで昔話や童話を見ている子どもは、映像による記憶は残っても正確なことばが記憶されていなかったり映像が何を示しているか分かっていない可能性もある

スマホが普及している現代において、子どもが一切スマホを使用しないようにするのは現実的に難しいです。そこで、各家庭でルールを決めておくことをおすすめします。

1.動画やゲームを使用する場合には、あらかじめ使用する時間を決める
2.保護者の手が離せない時、移動時間や待ち時間などの手持ち無沙汰な時に、スマホ以外に子どもが時間を過ごせる方法を考えておく
3.子どもが使いたがる時にいつでも自由に使わせない
4.大人の許可を得てから使うというルールを作り、大人の管理下で使うようにする
5.子ども一人でスマホを使用するのではなく、大人と一緒に楽しむようにする

ルールは、保護者と子どもで共有し、子どもの発達に影響が出ないように大人が心がけていくことが大切です。
また、保護者の方もスマホを長時間使用すると肩こりや頭痛、目やからだに疲れが出るなど健康への影響が懸念されます。
忙しい毎日の中で、少しでもスマホやPCから離れるデジタルデトックスの時間を持つことを意識し、心がけてみてください。