- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県志布志市
- 広報紙名 : 市報しぶし 2025年6月号
■インタビューに協力いただきました
▽私たちは、松山町泰野の特別養護老人ホームやっちくで介護のお仕事をしています!
氏名:シティヌル アイサーさん
年齢:30歳(日本に来て2年半)
出身国:インドネシア
氏名:ラヴィナ プトリラハユさん
年齢:22歳(日本に来て2年半)
出身国:インドネシア
[Interview]
私たちは、それぞれ2年半前に日本へ来ました。まずは熊本県内で1カ月間日本語を勉強しました。そのときには、既に介護の仕事をすることは決まっています。
インドネシアで介護の仕事の経験はありませんでしたが、介護に興味があった(アイサーさん)、親戚の介護をしたことがある(ラヴィナさん)ことから、介護の実習を選択しました。
熊本ではたくさんの仲間たちと一緒に勉強し、宮崎や鹿児島、沖縄など、それぞれの場所で実習をしています。熊本で食べた馬のお肉の美味しさには驚きました。パワーをもらいました。熊本での思い出の味です。
泰野にやってきてから、介護のことを本格的に勉強しています。最初に困ったのは、鹿児島弁です。おじいちゃん、おばあちゃんたちの話す言葉が、熊本で勉強した日本語とは違ったので、正直何を話しているのか分かりませんでした。でも、毎日の介護や、一緒にレクリエーションを楽しんでいるうちに、どんどん分かるようになりました。今では鹿児島弁が面白く感じますし、かわいい感じもします。
介護の仕事は、力も必要です。入浴介助など、暑い時期は特に大変ですが、職員の皆さんが私たちに丁寧に教えてくれたので、私たちもできるようになりました。
利用者の皆さんは、もちろん一人一人性格が違います。そのことで、コミュニケーションをとるのが難しかったです。今では、違いを理解し楽しんでいます。
2月に開催された交流会は、私たちは2人とも参加しました。同じインドネシア出身の人たちや地域の人たちとたくさん話すことができました。今でも休みの日は一緒にご飯を食べたりしますよ。また交流会があったら参加したいです。皆でスポーツしたり、歌を歌ったり、踊ったりしたら楽しそう。
私たちは、あと半年ほどでインドネシアに帰国することになると思いますが、まだまだ日本で経験したいこともたくさんあります。
日本はとても魅力的です。景色がいいところが多く、アニメもとても興味深いです。泰野地域もとても環境が良いです。毎日自転車で仕事に来ますが、ごみ一つ見かけない。この光景は、インドネシアではあり得ませんよ。
この2年半の経験で、私たちは夢を持ちました。
(アイサーさん)
私は、馬刺しや寿司、刺身など日本の生食文化がとても気に入りました。インドネシアに帰国したら、若い方からおじいちゃん、おばあちゃんまで気に入ってもらえるような日本食レストランをオープンさせたいです。
(ラヴィナさん)
私は、勉強した日本語を母国の人たちに教えたいので、日本語の先生になりたいと思っています。
夢に向かって、日本で精一杯努力して、毎日をハッピーに過ごしたいです。お話を聞いてくれてありがとうございます。