- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県志布志市
- 広報紙名 : 市報しぶし 2025年6月号
■環境を考える絶好の機会
6月5日は環境の日です。国連は、6月5日を「世界環境デー」と定めています。さらに日本では毎年6月を環境月間としています。
左のグラフは私たちにできることを積み重ねた結果(本市のリサイクル率、ごみの排出量)です。
■推移を見ると…
平成10年度から令和6年度までの期間、市が処分したごみの量を表したグラフを見ると、埋立てごみ(オレンジ色)が著しく減少していることが分かります。
分別収集開始前は、全てのごみを埋め立てていました。平成11年度から、13品目の分別収集を開始し、その後ペットボトルや生ごみなどの分別を開始した結果、平成17年には、平成10年度と比べ埋立ごみをおよそ80%削減することができました。
直近の動向として、令和6年度から使用済紙おむつの分別を開始していますが、この取組もあり、埋立ごみのさらなる削減が進んでいることが分かります。
国が毎年発表しているごみのリサイクル率で、本市は19年連続で全国1位(市レベル)となりました。市民の皆さんの丁寧な分別により成り立っている「志布志モデル(焼却なしでごみを分別し、埋立ごみを減らすリサイクルモデル)」は国内外から高い評価を得ています。
環境にやさしい生活が持続可能な社会の実現にもつながります。
今後も、ごみの分別・リサイクルの推進にご協力をお願いします。
◆志布志モデルのここがすごい
○ごみ処理にかかる費用が全国平均の約3分の2
環境省が発表している1人あたりのごみ処理経費の全国平均1万8300円に対して、志布志市は1万2800円と全国平均の3分の2に近い経費でごみ処理することができています。
1人あたりのごみ処理経費費用
○発生したごみの約76%をリサイクルして再資源化
多くのごみをリサイクルすることができているため、最終処分場の延命化にもつながっています。
○再資源化したごみの売却で毎年約2400万円の収入を創出
各家庭から出された資源ごみは丁寧に分別されているため、高い水準で取引され、収入の増加にもつながっています。
問い合わせ先:志布志庁舎 市民環境課 環境政策グループ
【電話】472‒1111(内線239)
■生ごみ処理機、体験できます
市衛生自治会では生ごみの減量と堆肥化を推進するため、令和6年4月より家庭に設置する生ごみ処理機購入費用の一部を補助しています。
また、生ごみ処理機普及に向けた取組として、衛生自治会加入者を対象に、7月1日から生ごみ処理機の無料貸出しを行います。使用して、効果を実感してみてください。
※生ごみ処理機で処理したものは、堆肥利用または「生ごみ」で排出してください。
貸出期間:30日以内(1世帯1種1台1回限り)
対象者:市内に住所がある衛生自治会加入者
申請方法:申請書を記入し、市民環境課へ提出してください。
(在庫が無い場合は順番待ちとなりますので、貸出状況を確認するため、申請前にお問い合わせください。)
補助・貸出に関する問い合わせ先:志布志庁舎 市民環境課 環境政策グループ
電話472‒1111(内線237・239)
■浄化槽の定期検査
浄化槽は私たちの生活から排出された汚水を浄化し、きれいな水にして流すことができる装置です。事業者に委託して行う保守点検と清掃を行い、水質に関する法定検査を受けることが義務付けられています。
保守点検と法定検査って?
※BОD(生物化学的酸素要求量)とは水の汚れの程度を表す指標です。合併処理浄化槽は20mg/L以下という基準が定められています。
検査手数料(一般家庭5~10人槽)
※検査対象となった浄化槽(設置年度ごとに対象としています)については事前に指定検査機関から日程通知がありますので必ず受検をお願いします。
問い合わせ先:
・(公財)鹿児島県環境保全協会(鹿児島県知事指定検査機関)【電話】099‒296‒9000
【URL】http://www.kagoshima-kankyou.or.jp
・県生活排水対策室【電話】099‒286‒3685
・志布志庁舎 市民環境課 環境政策グループ【電話】472‒1111(内線236・238)