- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県志布志市
- 広報紙名 : 市報しぶし 2025年9月号
国の高齢化率(65歳以上人口の総人口に占める割合)は、国立社会保障・人口問題研究所による日本の将来推計人口によると、令和7年(2025年)に29.6%、令和22年(2040年)に34.8%に到達すると予想されています。
本市では、全国平均より高齢化は早く進行しており、令和12年(2030年)には高齢化率が40%を超えることが予想されています。
市では、令和7年1月の組織機構改革により、健康長寿課長寿支援グループに高齢者の支援部門を集約し、高齢者に対してより一体的な支援が出来るよう取組を進めています。今回の特集では、相談窓口および高齢者施策の一部についてご紹介します。
■気になる本市の高齢化率
本市の高齢化率を全国・鹿児島県と比較すると、いずれの年度においても全国・鹿児島県よりも高い割合で推移しています。

図表:高齢化率の推移(鹿児島県・全国との比較)
■高齢者を含む世帯の状況
左のグラフを見ると、平成12年以降、本市の一般世帯数は減少傾向にあることが分かります。一方で、一般世帯数のうち、高齢者を含む世帯の割合は上昇していることが分かります。

図表:高齢者を含む世帯の推移
左のグラフは高齢者に関する世帯の内訳を示したグラフです。
平成12年と令和2年を比較すると、高齢者同居世帯は3.6ポイント低下している一方で、高齢者の独居世帯は3.4ポイント上昇していることが分かります。以降は、居宅で安心した生活を送るための取組を紹介します。

[出典]総務省「国勢調査」
※「高齢夫婦世帯」は、世帯員が夫婦のみの世帯のうち、夫および妻の年齢が65歳以上の世帯を指す。
【私たちが皆さんの安心づくりの「窓口」です】
◆健康長寿課長寿支援グループ
【電話】472‒1111(内線260~263)
○高齢福祉に関すること
・緊急医療情報キット配布事業
・養護老人ホームの入所措置
・シルバー人材センター
・長寿祝金、敬老訪問
・老人クラブ
・生活支援ハウス
・金婚式
・福祉タクシー など
○介護保険に関すること
・介護保険の資格の取得・喪失
・住宅改修、福祉用具購入(介護給付)
・「食」の自立支援
・介護手当、家族介護支援事業(介護用品券)
・緊急通報体制整備事業
・高齢者地域支え合いグループポイント、高齢者元気度アップ事業 など
○高齢者の総合的な相談に関すること(地域包括支援センター)
・高齢者の総合相談支援、権利擁護
・包括的・継続的ケアマネジメント
・介護予防ケアマネジメント
・介護予防事業
・認知症に関する相談・支援
・生活介護支援サポーター事業
・ころばん体操 など
◆高齢者のあんしん相談窓口
「地域包括支援センター」
【電話】472‒1111(内線880~884)
介護保険などの制度の話だけでなく、元気に暮らすための健康づくりの方法、介護予防、高齢者虐待に関することなど、相談内容は多岐にわたっています。
―解決には関係機関の連携が不可欠
ご本人やご家族だけでなく、各種関係機関や地域の方々との連携が、相談を解決するには大切です。個人情報の取り扱いに注意しながら、必要な支援につなげられるよう活動をしています。多種多様な相談に、主任ケアマネジャーや社会福祉士、保健師などの専門職が協力し、臨機応変な対応を心がけています。
その他にも、認知症の早期発見を目指し、医師との連携も行っています。
―小さなことでも相談を
相談は、電話・窓口どちらでも受け付けています。また、訪問による対応も可能です。現在の生活や今後に不安があるときは、ひとりやご家族で抱え込まずに、一声ご相談ください。
◆各支所の窓口
有明庁舎 福祉保健課 福祉保健グループ電【電話】474‒1111
松山庁舎 総務市民課 市民グループ【電話】487‒2111
