くらし 公立病院だより

■レントゲン撮影で写るもの
レントゲンでは、骨などの密度の高い物質は白く、肺などの密度が低いものは黒く写ります。金属やプラスチックなども、高密度であり白く写るため、私たちは検査前にボタンやネックレスなどがないかお声掛けしています。異物が写ると病変と間違えたり、病変と重なって隠れてしまい、正しい診断ができない可能性があります。部位ごとにレントゲンの検査時に写ってしまうものを挙げると、次のようなものがあります。

◇頭頚部
ヘアピン、ピアス、メガネ、ネックレス、補聴器など

◇胸部
ボタン、ネックレス、カイロ、エレキバン、ブラジャー、調節具のついたキャミソール、ビーズやラインストーンのついた服、厚手のプリントがされた服など

◇腹部
カイロ、エレキバン、コルセット、ベルト、ズボンのチャックなど

◇四肢
腕時計、指輪、ブレスレットなど

実際に、胸部の撮影時に磁気ネックレスを外し忘れて撮影してしまった画像と、ボタンなどを撮影した画像です。このようなものが観察したい部分と重なると、診断の妨げとなってしまいます。適正な検査が行われるよう、受診者のみなさまもご協力お願いいたします。着用しているものが付けていて大丈夫なものか分からない場合はお気軽に放射線技師におたずねください。

■公立種子島病院の診療情報
火曜日の整形外科を受診される方は、必ず事前に電話で問い合わせをお願いします。

※5日(日)は当番医
※夜間、休日は外来対応していません。休日は当番医の受診をお願いします。

公立種子島病院 診療放射線技師 井上 史央里
【電話】26-1230