- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県中種子町
- 広報紙名 : 広報なかたね 令和7年(2025)11月号
令和6年度の一般会計と特別会計の決算をお知らせします。
■歳入

歳入総額81億4,447万円(前年度比0.3%増)、歳出総額80億956万円(同0.1%減)となり、差引額から翌年度への繰越財源や財政調整基金への積立金などを加味した実質単年度収支は3,128万円の黒字となりました。
歳入については、繰入金が1億8,107万円(前年度比58.2%増)、町債が1億6,000万円(同37.0%増)増加した一方で、県支出金が2億4,694万円(同26.8%減)、国庫支出金が8,105万円(同5.7%減)の減少となりました。主な増減としては、再編交付金事業基金による繰入金の増加、町道維持の財源として借り入れた町債の増加、砂糖製造業省力化施設等整備事業支出金に係る県支出金の減少、新型コロナウイルス感染症対策に係る国庫支出金の減少が挙げられます。
■歳出

歳出については、教育費が2億5,900万円(同30.9%増)、土木費が1億650万円(同32.0%増)増加した一方、農林水産業費が4億4,649万円(同40.0%減)、総務費が7,728万円(同5.5%減)の減少となりました。主な増減としては、種子島中央体育館改修事業による教育費の増加、町道の改良舗装事業、自然災害防止事業による土木費の増加、砂糖製造業省力化施設等整備事業の完了による農林水産業費の減少、再編交付金事業基金積立金による積立金の減少が挙げられます。
再編交付金については、5億1,827万円が交付され、種子島中央体育館改修事業や熊野漁港船揚場上架装置整備事業などに加え、前年度までに積み立てた再編交付金事業基金を用いた種子島こりーな空調設備更新事業などを実施し、交付金の有効活用に努めています。
今後も、事務事業の見直しをはじめとする行財政改革を積極的に推進するとともに、経費全般についての節減・合理化、受益者負担の適正化、さらなる自主財源の確保に努め円滑な財政運営を推進しますので、町民の皆さまのご理解とご協力をお願いします。
▽用語の解説
・形式収支…歳入決算総額から歳出決算総額を差し引いた歳入歳出差引額
・実質収支…形式収支から翌年度に繰り越すべき財源を控除した額
・単年度収支…当該年度の実質収支から前年度実質収支を差し引いた額
・実質単年度収支…単年度収支に財政調整基金への積立金を加え、同基金からの取崩し額を差し引いた額
■一般会計の決算状況

■主な使い道
令和6年度の主な支出について次のとおりです。

※太字の事業は再編交付金事業です。
