文化 屋久杉自然館

■イラストで残す山樵具(さんしょうぐ)の使い方~第四弾「かすがい」~
今回は「かすがい」について紹介します。かすがいは、棒状になっている鉄の両端を直角に曲げ、先をとがらせた大きな釘です。基本的には材と材をつなぐために使います。本紙右の写真は、トロッコに積み込まれた大きな屋久杉の材をかすがいで固定して小杉谷から安房の貯木場まで森林軌道を使って運んでいた様子です(昭和40年)。
林業以外でも、大工さんが建物の土台や屋根の材料などをつなぐ際に小型のかすがいを使います。

■「かすがい」を使ったことわざ紹介♪
「子はかすがい」ということわざは「子どもはかすがいのように夫婦の関係をつなぎとめてくれる」という意味です。かすがいは本来、材と材とをつなぐ金具ですが「大切な人と人との関係をしっかりとつなぎとめる」という意味で使われたものでしょう。

■第15回あなたが選ぶ屋久島・口永良部島写真コンテスト
応募期間:5月10日(土)~5月31日(土)
応募要項は次号の町報をご覧ください♪

問合せ:屋久杉自然館
町民入館無料
休館日:第1火曜日
【URL】http://www.yakusugi-museum.com