健康 健幸だより Yakushima Health

町では、「80歳になっても20本以上の自分の歯を保とう」という“8020”運動を推進しています。昨年度から「8020達成者表彰事業」を始め、49名を表彰させていただきました。
今月号では8020を達成された方の中から、井澤明美(いざわはるみ)さん(原)へのインタビューをご紹介します。

インタビューを受けていただいた井澤さんは現在93歳で、2年前に神奈川県川崎市から移住し、現役の頃は中学校の教員を務められ、引退後は88歳までは書道の講師をされていたそうです。

Q.8020を達成された感想を教えてください?
―「8020運動」の事は知っていましたけれど、あまり自分の事として意識はしていなかったので、検診を受けた際に、先生から「8020達成者に推薦しますね」と言われた時は、びっくりしました。

Q.口の健康に関して取り組んでいることは何かありますか?
―以前住んでいた川崎市では、自宅のすぐ近くに歯医者があり、70歳の頃から自分の歯について、関心を持つようになり、4か月に1度ほど、クリーニングをしてもらいに通っていました。また、そのころから歯茎が下がり、隙間ができるようになったので、デンタルフロスや、歯間ブラシを併用して、気を付けて磨くようになりました。

Q.お口の状況について若い方に伝えたい事はありますか?
―若いころは忙しくて、歯医者にも痛くなったら通うという生活でした。でも、歯の事には関心があったので、歯のケアに関する情報は、頭の片隅に入れておくことで、情報が目に入りやすくなり、できるタイミングがあるときは、取り組むようにしていました。何か違和感を感じたら、なるべく早めに歯医者に行ってほしいです。

井澤さんが意識されていたのは、歯や口の健康は全身の健康に関係すると聞き、口の中の事だけでなく、食事のバランスに気を配ることやカルシウムをしっかり摂ること、またお日様に当たるとビタミンDを摂ることができると聞いたので、よく歩くように気をつけたりしていました、とのことでした。
最後に、井澤さんは「この年になると、食事を美味しく食べられるというのは、とても幸せな事だと感じているので、今も好きなものを楽しんで食べています」とのことでした。
井澤さんのように、いつまでも自分の歯で食事を楽しみたいですね!

問合せ:役場健康長寿課健康増進係
【電話】43-5900(内線143)