- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県知名町
- 広報紙名 : 広報ちな 2025年10月号
■AUG 29
◇依存症問題支援者向け勉強会and家族向け支援講座
8月29日、知名町社会福祉協議会にて、「依存症問題支援者向け勉強会and家族向け支援講座」(主催:知名町社会福祉協議会)が開催されました。知名町社会福祉協議会は、3年前に依存症に関する相談を受けたことをきっかけに、この問題に取り組んでいます。講師は、医療法人寛容会森口病院(依存症治療拠点機関)に所属し、精神保健福祉士・公認心理師として活躍する桑原主税氏が務めました。
講演では、オンラインで登壇された当事者とご家族による壮絶な病気との闘いの体験談も紹介され、参加者の心に強く響いていました。知名町社会福祉協議会の担当者は、「毎年、依存症により生活に困難を抱えている方からの相談があります。依存症は誰もがなり得る身近な病気であり、他の病気と同じく、早期発見、早期治療が本人と家族を苦しみから解放する一番の近道です。私達は、今後もこの問題に取り組み、啓発活動を続けていきたいです。」と話していました。
■AUG 17
◇アテネ五輪柔道金メダリスト鈴木桂治さん柔道教室開催!
8月17日、2004年のアテネオリンピック柔道男子100キログラム超級金メダリストであり、現在は柔道日本代表監督を務める鈴木桂治さんによる柔道教室が、和泊町研修センターで開催されました。この柔道教室は、和泊町柔道連盟と沖永良部柔道クラブの共催で行われ、今回で4回目の開催となります。
教室には、島内外の幼児から高校生まで約30人が参加。鈴木さんは、打ち込みや乱取り稽古を通じて、参加者と熱心に交流しました。特に、実演を交えながら技をかける際のコツや、引き手・足の使い方を丁寧に指導し、子ども達は目を輝かせながら真剣に耳を傾けていました。
沖永良部島出身の友人との交流をきっかけに、毎年のように島を訪れている鈴木さん。沖永良部の柔道の普及と島の魅力発信にも貢献されています。
■AUG 31
◇『たんにゃむに辞書 第1版』が刊行されました!
8月31日、田皆字の方言をひとつにまとめた辞書が完成しました。同字出身の60~100歳の方言話者13人と事務局4人で編集委員会を組織し、編集作業を進めてきたものです。
辞書には、日常使用する1200の基礎語彙が収録され、単語ごとに例文があり、巻末には日本語索引も付いています。
辞書の音声は日琉言宝のホームページに順次アップロードされます。また、AIチャット「AIたんにゃん」も制作されています。辞書は、今後、改訂されていく予定です。町立図書館にありますので、ぜひ御覧ください。
■AUG 30
◇第1回島ムニまつり開催
8月30日、下平川小学校にて、「第1回島ムニまつり」(主催:国立国語研究所、下平川小学校)が開催されました。子どもから高齢者まで多くの島民が参加し、沖永良部島の方言「シマムニ」に親しみました。
沖永良部高校エイサー部の演舞で幕開けし、しらゆり保育園の園児によるシマムニでの手遊び歌「キャベツの中から」、はたの三味線教室の島唄演奏、下平川小学校児童による伝統芸能「下平川棒踊り」などが披露されました。また、島むにむんちゃの島むに保存会はシマムニ単語を楽しく学べる「島むにバスケット」を紹介しました。
舞台発表の後には、シマムニのスタンプで彩るオリジナルエコバッグ作りの体験や全国の方言絵本を集めたコーナー、かき氷や綿あめの出店もあり、参加者はそれぞれのコーナーでにぎわいを見せました。
