- 発行日 :
- 自治体名 : 沖縄県沖縄市
- 広報紙名 : 広報おきなわ 2025年7月号
上水道事業につきましては、大里地区や比屋根地区等の配水管布設実施設計をおこなうとともに、泡瀬地区や宮里地区等の配水管布設工事を実施します。
汚水事業につきましては、公衆衛生の向上や公共水域の保全等を図るため、公共下水道接続の普及促進に取り組むとともに、宮里および古謝地区の管路整備をおこないます。
雨水事業につきましては、浸水被害の軽減を図るため、安慶田、古謝および宮里地区の管路整備等をおこなうとともに、近年「局地化・激甚化・集中化」する降雨への防災意識を高めるため、内水ハザードマップを作成します。
また、松本および泡瀬地区の浸水対策強化に取り組みます。
以上、令和7年度の主な施策の概要を申し上げました。
これらの施策をはじめとする諸事業を推進するために、令和7年度の予算編成にあたっては、当初予算が骨格予算になったことから、一般会計で2,109,958千円、企業会計で196,694千円の増額および特別会計で17,462千円を減額し、
一般会計において 84,579,958千円
特別会計において 31,374,399千円
企業会計において 9,786,048千円
の規模となっております。
本市の財政状況につきましては、市税が増加傾向にあるものの、扶助費や人件費等の義務的経費や老朽化した公共施設等の整備に係る経費の伸びも予測されるため、依然として厳しい見通しとなっております。
このような状況にあっても、物価高騰等の影響を受けているすべての市民の暮らしを支えるとともに、時代の潮流を的確にとらえ、さまざまな地域課題に対応していかなければなりません。
そのためには、新たな時代を見すえたまちづくりが重要であり、本市の将来像である国際文化観光都市の実現に向けた「第5次沖縄市総合計画後期基本計画」の策定に取り組んでまいります。
持続可能な行財政運営に向けて、事務や業務の見直しをおこなうなど、財政の健全化を推進するとともに、新たにオンライン決済および生成AIサービスを導入するなど、デジタルを活用した市民の利便性向上や事業の効率化に取り組んでまいります。
市民の皆さまに親しまれ、信頼される市役所に向けては、職員一人ひとりが、敬愛と感謝に立脚する「孝の心」を原点として、市民と接することが重要であります。
職員が持つ能力を十分発揮できるよう、女性管理職の登用をはじめ、めざすべき職員像に向けた研修の充実等に取り組むとともに、働き方改革を通じたワーク・ライフ・バランスをすすめてまいります。
私は、これまで先人たちが市の発展に注いできた情熱を深く心に刻み、市民の皆さまからの大きな期待と厳粛な負託に応えていくという強い使命感を源泉に、この発展の可能性に満ちた沖縄市をさらに成長させてゆくという、ゆるぎない覚悟と意志をもって、全力で駆け抜けてまいります。
市民の皆さま並びに議員の皆さまのより一層のご理解とご協力をお願い申し上げまして、私の就任初年の施政方針といたします。
令和7年6月4日
沖縄市長 花城 大輔