- 発行日 :
- 自治体名 : 沖縄県金武町
- 広報紙名 : 広報金武 2025年3月号
■海外から侵入した農作物の害虫 セグロウリミバエが発見されました
令和6年3月より、沖縄本島の北部から中部地域において、セグロウリミバエが相次いで発見されております。本種が定着すると農作物に大きな被害を及ぼす恐れがあるため、防除を実施しています。
広く県民の皆様へ、防除へのご理解・ご協力をお願いいたします。
◆セグロウリミバエってどんな虫?
▽作物への被害
アジアに広く分布し多くの生果実を加害する。メス成虫は果実に産卵管を差し込み産卵。幼虫は果実内部を食害し果実の落下や腐敗を引き起こす。
▽寄生する果実
主にウリ類野菜(ゴーヤー・ヘチマ・モーウイ・かぼちゃ・トウガン・スイカ、きゅうり等)その他
◆防除ってどんなことするの?
[1]寄主植物の除去を行います。
*家庭菜園や野生植物も対象となります。
*所有者の同意を得て行います。
[2]寄生果発見地周辺で殺虫剤を散布します。
*人畜に対して安全性の高い薬剤を使用しています
[3]セグロウリミバエの不妊虫を大量放飼します。
※2025年6月順次開始予定
[4]トラップや誘殺板を増設します。
◆生産者(農家)の皆様へのお願い
(1)施設栽培では、防虫ネットのメンテナンスや入口の二重カーテン等で虫の侵入を防ぎましょう。
(他の病害虫の防除にもつながります)
(2)栽培の終了した作物は、速やかに片づけましょう。
多くは放置果実から幼虫が見つかっています。
(3)不要な果実は集めて埋設するか、ビニール袋に入れて密閉し虫を死滅させるなどして、虫の侵入拡大を防ぎましょう。
(4)適切な薬剤防除によりセグロウリミバエの寄生を防ぎましょう。
・植物防疫法に基づき散布できる農薬のリストがあります。(侵入地域に限る)
・詳しくは下記連絡先にお問い合わせください。
◆家庭菜園の皆様へのお願い
(1)栽培の終了した作物は、速やかに片づけましょう。
自然に生えたもの(ナンクルミー)やウリ科雑草も、できるだけ抜き取りましょう。
(2)不要な果実はビニール袋に入れて密閉し、虫が死滅してから地域のルールに従って処分しましょう。
(3)地域外へのウリ科果実の持ち出しを、できるだけ控えるよう、お願いします。
(4)家庭菜園では、できるだけウリ科野菜の栽培を控えてくださるようお願いします。
多くが家庭菜園から見つかっています!
(5)もしウリ類果実の中にウジ(幼虫)を見つけたら、すぐに下記に御連絡下さい!
・沖縄県病害虫防除技術センター【電話】098-866-3880
・北部農林水産振興センター農業改良普及課【電話】0980-52-2752
・沖縄県中部農業改良普及センター【電話】098-894-6521
・沖縄県南部農業改良普及センター【電話】098-889-3515
セグロウリミバエの詳細はこちら!
沖縄県HP
※二次元コードは本紙参照
令和7年(2025年)1月作成
※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。
■農家の皆さま・農地を相続した方へ
◇農地を相続したときは、届出が必要です!(農地法第3条の3)
対象者:相続等(※)によって農地の権利を取得した方
(※)相続、遺産分割、包括遺贈など
届出先:農地の所在する市町村の農業委員会
相続発生日からおおむね10か月以内に届出が必要です。
※届出を行わなかった場合、10万円以下の過料が科される可能性があります。
・本届出は、法務局への相続登記とは別に必要な手続です。
また、相続したものの、地元を離れていて管理ができない場合には、農業委員会が管理のご相談や、借り手を探すお手伝いをしますので、管轄の農業委員会までお問い合わせください。
農林水産省HPで農地の相続に係る届出や登記、税の特例措置などの情報を発信しています。
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問合せ:金武町農業委員会事務局
【電話】098-968-4717
◆金武町ふるさと納税特設サイト公式HP
【HP】http://www.furusato-kin.jp/