- 発行日 :
- 自治体名 : 総務省
- 広報紙名 : もっと知りたい!現在・未来のくらしと生活の情報誌 総務省 令和7年1月号
鹿児島県指宿市
ぴったりサービスの活用でコスト削減!
地域DXのヒント第10回は、自治体におけるフロントヤード改革の取組みについて指宿市の事例を紹介します。
指宿市では、令和5年3月から「指宿市DX推進ビジョン」に基づき、オンライン申請や窓口デジタル化に取り組んでいます。当初は、全国的に行われている『行かなくていい市役所』や『書かない窓口』といった優良事例を参考に推進しようとしましたが、導入やランニングにかかる費用とフォーム作成にかかる業務量増加が高いハードルとなっていました。
そこで、デジタル庁が提供しているぴったりサービスに着目。オンライン申請の環境は、ぴったりサービスを活用することでコスト面を抑制でき、かつ、同システムを窓口タブレットシステムに応用することで、職員のフォーム作成に係る負担も軽減できるのではないかと考えていました。
実際、システムの導入費を含む初年度経費が200~300万円程度に抑えることができ、令和6年8月から一部窓口でサービスを開始し、住民の方からの申請を受け付けています。
今後は、電子データで受け付けた内容を効率的に業務フローへつなげていく取組みを推進していく予定です。
今回のフロントヤード改革モデルプロジェクトにより、財源や人的リソースが不足している中小規模自治体でも取り組みやすい『指宿モデル』の構築を実現したいと思います。
指宿市のDXの取り組みをご紹介しています。
YouTube「デジサポ指宿」
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