くらし 主な事業紹介「これが令和7年度の函館市です」(1)

■(PICK UP)地域経済の活性化
若者を中心とした転出超過が続いており、生産年齢人口の減少に歯止めをかけ、労働力を確保し、経済の持続可能な発展へと変革を進めることが重要です。企業のDX推進や食品関連事業者の商品開発の支援、企業立地促進条例補助金の拡充などにより地域企業の活性化を図るほか、短時間就労などのニーズに基づいた潜在人材の掘り起こしによる地元雇用の増加に取り組むなど若者や女性、高齢者などが働きやすい環境の整備を進め、稼げる産業の育成や働きがいのある仕事の創出を進めます。

■(PICK UP)ジェンダーギャップの解消
若者や女性に選ばれるまちになるよう、性別にかかわりなく、誰もが働きやすく、働きがいのある職場環境づくりなど、あらゆる場面におけるジェンダーギャップの解消を目指します。このため、施策等の助言や提言をいただくアドバイザーの設置とともにジェンダーギャップ解消プロジェクトを立ち上げ、ワークイノベーションの推進に向けた企業セミナーの開催など、家庭や職場などの性別による固定的な役割分担意識の解消に向けた取り組みを進めます。

■公立はこだて未来大学の独自無償化
入学時3年前から生計維持者が函館市、北斗市、七飯町に継続して住所を有する学部生を対象として授業料・入学料を無償化し、保護者の経済的負担の軽減を図っています。

■新幹線の函館駅乗り入れ調査
昨年3月に公表した調査結果を踏まえ、乗り入れケースを絞り込み、その実現に向け、引き続き関係機関との協議を進めるとともに、札幌開業の早期実現を関係機関とともに国などへ要望します。

■第2子以降の保育料無償化など
認可保育施設における第2子以降の保育料を所得制限なく無償化しています。また、小学校入学時の祝金の支給など、子育てにおける経済的負担の軽減を図っています。

■医療・健康増進
がん患者の医療用補正具の購入費の助成を拡充するほか、50・55・60歳の帯状疱疹ワクチン接種を助成します。また、若年層や後期高齢者などの歯科健康診査の充実を図ります。

■教育環境の充実
市立小学校等への常設型エアコンの段階的な整備を進め、快適な学習環境の確保を図るほか、特別支援教育支援員の増員など、教育上特別な配慮を要する児童生徒への対応に引き続き取り組みます。

■子どもの居場所づくり・学習支援
小学生への学習支援、中高生の学習環境の確保や地域食堂の実施など、子どもの多様な居場所づくりを進めるほか、生活困窮世帯の中学生に対する学習支援事業を実施しています。