- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道函館市
- 広報紙名 : 市政はこだて 令和7年5月号
■ペットを飼っている方、飼いたい方に知って欲しいこと
◆飼う前によく考えましょう
ペットを飼える居住環境ですか?ご家族はペットを飼うことに賛成ですか?毎日のお世話ができますか?フードや日用品、治療費などの費用は負担できますか?そして、ペットが寿命を迎えるその日まで飼い続けることができますか?「ペットを飼わない」という選択も、動物たちへの愛情であることを知ってください。
◆飼い主には責任があります
◇守ってほしい5か条
その1:動物の習性等を正しく理解し、最後まで責任をもって飼う
その2:人に危害を加えたり、近隣に迷惑をかけないようにする
その3:むやみに繁殖させない
その4:動物による感染症の知識を持つ
その5:盗難や迷子を防ぐため、所有者を明らかにする
詳しくは環境省HP「飼い主の方やこれからペットを飼う方へ」
◆保健所からのお願い
◇猫の飼い主
・室内で飼う
・健康管理を行う(定期的な健康診断)
詳しくは市HP「猫の飼い方」
◇犬の飼い主
・犬の登録をする(生涯1回、転居や犬の死亡の時には届出も必要)
・狂犬病予防注射をする(年1回)
・放し飼いやリードなしでの散歩はしない
・糞尿は放置しない
・適切なしつけや訓練をする
・健康管理を行う(定期的な健康診断)
詳しくは市HP「犬の飼い方」
ペットは寿命を迎えるその日まで飼い続けなければなりません。
やむを得ない事情でペットを手放さなくてはならないときは、飼い主の責任で、信頼できる新しい飼い主を探してください。
■保健所の職員から
函館市では、条例を定め動物愛護管理員を設置しています。
動物愛護管理員は保健所に在籍する獣医師等の職員で、動物の愛護および管理に関する事務を行っています。
◇保健所生活衛生課(動物愛護管理員・獣医師)太田さん
動物愛護管理員の太田です。保健所には、ペットの飼い主のマナーについての苦情が頻繁に寄せられます。飼い主は、ペットが健康で快適に暮らせるように気を配るとともに、ご近所などに迷惑をかけないようにしなければなりません。人と動物が共生する社会の実現には、飼い主のモラルとマナーが必要です。ペットと気持ちよく暮らすためにも、いま一度、飼い方のルールを確認しましょう。
ペットは大切な命です。最後まで責任を持って飼いましょう。
■動物愛護管理センターができました
令和6年11月25日、函館市内で初めての「動物愛護管理センター」がオープンしました。
犬猫の長期にわたる飼養管理やイベントの開催が可能な設備を有する動物愛護管理行政の拠点施設で、保健所が引取りした犬猫の譲渡や市民への動物の愛護および管理に関する普及啓発事業を行います。また、本センターは、函館市と北海道が締結した覚書に基づき、北海道動物愛護センター(道南センター)の業務も行われており、両センターの業務が一体的に実施されています。
犬飼養室・猫飼養室(犬猫合わせて50頭程度)のほか、経過観察室、事務室、多目的ルーム、ドッグラン(半屋外)、トレーニングスペース(屋外)などを完備しています。
施設名:動物愛護管理センター
所在地:函館市吉川町6番22号
開所時間:午前8時45分~午後5時半
閉所日:土曜日、日曜日、祝日ならびに12月29日から1月3日の期間
犬猫の引き取り、迷い犬、迷い猫、野犬・野良猫に関することは、保健所生活衛生課環境衛生担当【電話】32-1524
里親募集、施設(センター)見学に関することは、動物愛護管理センター【電話】44-2690へお問合せください。
動物の移動や通院、処置のため不在にしている場合がありますので、電話をかけてからお越しください。
◇ニャン友ねっとわーく北海道代表 勝田さん
わたしたちは市から委託を受け、動物愛護管理センターを運営しています。センターでは、「無責任な飼い主ゼロ」を合言葉に、保健所から搬送された犬や猫に、必要な治療や不妊去勢手術を施したうえで、新しい飼い主に譲渡したり、飼い主に適正飼養を行ってもらうための勉強会を開催したりしています。
センターにやってくる犬や猫はとても警戒心が強く、時には威嚇したりすることもあるため、すぐには本当の性格を見極めることができません。センターのスタッフは、親身になって犬や猫のお世話をすることで、人間に対する警戒心を緩和させ、スムーズに新しい飼い主へ譲渡できるよう支援しています。
センターから譲渡される犬や猫を伴侶動物に迎えるという選択がスタンダードになる日がくることを信じて、これからも努力していきます。
■里親(新しい飼い主)を募集しています
「函館市動物愛護管理センター」と「北海道動物愛護センター(道南センター)」では、道南の保健所で引取りした犬猫の新しい飼い主を募集しています。新たに家族として迎えいれたいと考えている方は、ぜひ次のホームページをご覧ください。
「迷っているなら、一度見てみて!」