- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道室蘭市
- 広報紙名 : 広報むろらん 2025年(令和7年)7月号
「未納料金がある」、「電話が使えなくなる」などといった内容の不審な電話やメールが届き、個人情報が聞き出されるといった事案が発生しています。
内容を安易に信用せず、不安に思ったときは市消費生活センターに相談しましょう。
市消費生活センターが受けた不審な電話やメールに関する相談は、令和2年度では全相談件数454件中12件でした。
翌年度からは相談件数が増加していき、令和6年度には全相談件数386件中38件になり、相談割合の約1割を占めるようになりました。
「令和7年3月には、実在する企業をかたる電話をきっかけに、約2,200万円をだまし取られる詐欺被害が市内で発生!」
■実際に市消費生活センターに寄せられた不審電話の内容を紹介
ケース(1)
自宅の固定電話に、国の行政機関を名乗り「これから2時間後に通信できなくなる」という内容の電話が非通知設定でかかってきた。
ケース(2)
市を装って「災害支援物資の協力を募っている」、「海外に衣類などを送るため不要品を買い取りたい」との電話があった。
ケース(3)
大手通信会社グループの事業者を名乗り「1年間電話料金が未払いになっている。支払わなければ法的手続きを取る。守秘義務があるので誰にも話さないように」と電話があった。
コンビニエンスストアで電子マネーを購入するように言われ、店員に聞かれた場合は「自分で使う」と答えるようにと指示された。
■市消費生活センターからのアドバイス
・実在する事業者を名乗り、身に覚えのない未納料金を請求するという内容の電話があっても、言われるままに支払ってはいけません。知らない番号や非通知設定からの電話には「出ない」、「話を聞かない」、「かけ直さない」ようにしましょう。
・コンビニエンスストアなどで電子マネーを購入するように指示し、番号を教えさせる方法はすべて詐欺です。
・電話会社や行政機関から、電話を停止することに関して、自動音声ガイダンスやSMS(ショートメッセージサービス)を使って連絡することは絶対にありません。すぐに電話を切りましょう。
・知らない番号や非通知設定からの電話には日頃から慎重になりましょう。個人情報は絶対に伝えないでください。
・不明な点がある場合は、実在する事業者の正式な問い合わせ窓口を家族や周りの人と一緒に調べて、問い合わせてください。
◇市消費生活センターに相談
少しでも怪しいと思ったときや不安に思ったら、すぐに「消費生活に関する相談」を利用しましょう。相談は無料で、秘密は厳守します。
・市消費生活センター【電話】25-3100
日時:月~金曜日(祝日を除く)9:00~15:00
・消費者ホットライン【電話】188
日時:土・日曜日、祝日10:00~16:00
◇インターネットによる消費生活相談
受付時間内に電話や来所が困難な人を対象に、24時間インターネットで相談を受け付けています。
※回答は、おおむね5日以内(土・日曜日、祝日、年末年始を除く)にします。
クーリングオフの相談で急を要する場合は、電話、または、市消費生活センター(市役所本庁舎1階)に直接お越しください。
詳細:地域生活課
【電話】25-2381