- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道苫小牧市
- 広報紙名 : 広報とまこまい 令和7年9月号
【9月1日は防災の日】
~いつ起きてもおかしくない災害に、今できる備えを~
9月1日は防災の日。1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災が由来です。地震、台風、洪水、高潮といった自然災害について認識を深め、家庭内備蓄や避難所の確認などの対策を再確認する日にしていきましょう。
■家庭内備蓄を大切に!!
もしもの災害時でも、すぐに避難できるよう家庭内備蓄を準備しておきましょう。自分にとって必要なものや家族がいる場合は1人分ずつの用意があると安心です。両手が使えるリュックなどを使い、玄関や寝室などに置いておけば、いつでも持ち出すことができます。
◆日頃から備蓄を心がけましょう!
災害時にはライフラインが止まり、物資の供給が普段とは違う可能性がありますので、食料や飲料水、生活必需品などを備蓄しておきましょう。食料品は最低でも3日分~1週間分を用意しておきましょう。
また、トイレが利用できないと飲食を控えるようになり、健康に悪影響を及ぼすことにもつながるので、水が使えなくても使用できるトイレ用品なども用意しておきましょう。
備蓄の目安:家族の人数×最低3日分
◇備蓄品
飲食物は保存期限に注意しましょう!
《食料品など》
・飲料水(1人1日3L目安)
・食料(お米、カップ麺、缶詰、レトルト食品など)
・ラップ・アルミホイル
・使い捨て食器(コップ・皿・割りばしなど)
・乾物
《生活用品》
・ラジオ
・予備の乾電池・燃料
・カセットコンロ
・燃料(カセットボンベなど)
・ろうそく・ランタン
・タオル類(バスタオルなど)
・着替え(上着・下着など)
・毛布
・タオルケット
・寝袋
《衛生用品》
・簡易トイレキット
・トイレットペーパー
・ウェットティッシュ
・ゴミ袋・ポリ袋
・ドライシャンプー
・歯磨きセット
・常備薬
・アルコール消毒液
◆ローリングストックによる備蓄を習慣に
ローリングストックとは、普段使いしている食料や日用品を少し多めに買い置きし、消費した分を買い足すことで、常に一定量の備蓄を保つ方法です。
◇ポイント
使い慣れているものや、食べ慣れているものを用意することで、災害時のストレスを少しでも軽減することができます。
◇ローリングストックとは
・少しだけ多めに備える
・賞味期限の近いものから食べる
・食べた分だけ買い足す
■ペット同行避難に関する災害時応援協定を結びました
大切な家族の一人であるペット。
本市では、災害時にペットと一緒に避難できる『ペット同行避難所』を整備するため3社と災害時応援協定を結びました。
◆(一社)苫小牧地域職業訓練センター運営協会
2次避難所として施設の一部を提供
◆苫小牧獣医師会
ペットの応急救護を実施
◆ライラのしっぽ
開設時の避難所運営に協力
災害時にペットを守るために、本紙P.5の二次元コードから環境省作成の「災害、あなたとペットは大丈夫?」人とペットの災害対策ガイドライン〈一般飼い主編〉をご確認ください。
■デマにだまされないで
2018年9月の胆振東部地震では「苫小牧市で断水」など未確認な情報が広まり混乱を招きました。
本市からの正しい情報を得るために防災メールやLINEの登録をおすすめします。
◆登録すれば自動で受信可能 苫小牧市防災メール
お手持ちのメールアドレスを登録することで、避難情報や津波・地震情報、気象情報、Jアラート(全国瞬時警報システム)などを自動で受け取ることができます。
(英語・中国語・韓国語対応)
※本紙P.5の二次元コードから空メールを送信して登録
【メール】[email protected]
◆苫小牧市公式SNS
苫小牧市防災メールの情報をSNS上で受け取ることができます。LINEは、友だち登録をして受信設定をすることで、情報を自動で受け取ることができます。
・LINE
・Facebook
■北海道から高潮浸水想定区域が発表されました
北海道から高潮浸水想定区域が発表されました。詳しい内容は本紙P.5の二次元コードからご確認ください。
◆高潮が発生するしくみ
高潮発生の要因として、次の2つを挙げることができます。
(1)気圧低下による「吸い上げ効果」
台風や低気圧が近づくと、中心付近の気圧が低下し、海面が吸い上げられて潮位(海面)が上昇する現象のこと。気圧が1hPa(ヘクトパスカル)下がると、潮位が約1cm上昇します。
(2)風による「吹き寄せ効果」
台風や低気圧による強風が海から陸側へ吹いたとき、海水が海岸の方へ吹き寄せられ、海岸付近の潮位(海面)が異常に上昇する現象のこと。風速が2倍になると、吹き寄せ効果は4倍になります。
詳細:危機管理室
【電話】32-6280