くらし [特集]災害に強いまちづくり

9月1日は防災の日です。
大正12年9月1日に関東大震災が発生したこと、昭和34年9月26日に伊勢湾台風が日本に上陸し戦後最大の被害を受けたことなどを教訓に、災害に対する心構えを忘れないため、35年に制定されました。
災害はいつ、どこで起こるか分かりません。日頃から備えておきましょう。

◆風水害に備えましょう
秋は台風の季節です。大雨や強風などにより、河川の氾濫や土砂災害などが発生すると大きな被害をもたらします。
風水害の発生が予想される場合、緊急速報メールや市ホームページなどで下記の警戒レベルを発令します。地域の方と声を掛けあいながら、それぞれの警戒レベルに合わせて行動しましょう。
詳しくは、防災マップ(ハザードマップ)を確認してください。

◇警戒レベル5 緊急安全確保が発令されたら、ただちに命を守る行動をとってください。

*身の危険を感じたら警戒レベルに関わらず避難してください。
また、必ずしもレベル1から順に発令されるとは限りません。

◆北広島の災害
市内では過去にさまざまな災害が発生しています。決してひとごとではありません。

◆防災訓練を実施しています
市では、災害の発生に備え、さまざまな訓練を行っています。

◇水防訓練
河川水害に備え、災害現場での基本的な水防工法の習得と水防技術の維持・向上のため、河川防災ステーションで毎年実施しています。
今年度は7月17日に、市職員と市消防団、市建設業協会、陸上自衛隊第72戦車連隊、厚別警察署の合計110人で行い、市内在住の防災士や北海道地域防災マスター、市議会議員の41人が見学しました。

・土のうを作り、積み上げます
・堤防の決壊を防ぐため、漏水箇所の周りを囲むように土のうを積みます
・今年度は初めて実際に注水し、効果を確認しました

◇防災拠点(防災食育センター)運営訓練
9月12日、防災食育センターで陸上自衛隊第72戦車連隊の協力のもと、防災拠点としての運営訓練を実施します。
被災者への炊き出しを想定し、防災食育センターはおにぎりの調理・運搬、陸上自衛隊は副食の調理や給水車両による給水支援を行い、スムーズに連携できるよう訓練を実施します。

災害は、いつ発生するか分かりません。自分や家族の命を守るためには、日頃からの備えが重要です。
いざというとき慌てないよう、皆さんも、できることから始めてみませんか。

問い合わせ:危機管理課
【電話】372-3311(内線3345)

◆ご存じですか Fビレッジの防災機能
北海道ボールパークFビレッジは、毎日のように野球の試合やイベントが開催されにぎわっています。しかし、Fビレッジはエンターテインメントだけの施設ではありません。災害発生に備え、地域の防災拠点としての機能も持っています。

◇覚書の締結
地域の防災拠点とするため、市は株式会社北海道日本ハムファイターズと株式会社ファイターズ スポーツandエンターテイメント、北海道の4者で、大規模災害時における連携と協力に関する覚書を締結しました。
内容:避難場所としての機能、防災備蓄倉庫の整備

◇広域避難場所
災害により公共交通機関が運休した際、復旧するまでの間、来場者の一時的な避難に対応します。
内容:球場内の通路やフィールドを開放

◇防災備蓄倉庫
球場内で使用したり、道内市町村へ送ったりするための物資を保管しています。
内容:室内用テント、手回しラジオ、防災マットなど

◇災害発生時の機能転換
災害発生時には、Fビレッジ内のさまざまな機能を転換して来場者の安全を守ります。
内容:
・飲食施設による食事の提供
・宿泊施設による寝具の提供、個別避難スペースの提供
・商業施設による物資の提供など

◇Fビレッジ内の無電柱化
電線などを地下に埋設し、道路から電線や電柱をなくすことを無電柱化といいます。
無電柱化すると、台風や地震などの災害発生時に、電柱が倒れたり電線が垂れ下がったりする恐れがなくなります。倒れた電柱に道をふさがれることがないため、救急車などの緊急車両もスムーズに通行でき、被災者の命を守ることにもつながります。

問い合わせ:ボールパーク連携推進課
【電話】内線4622