くらし 第111号 町長のしごと日記

~元気で笑顔のあふれる福島町を実現するために~
〔先人たちの歩みに感謝し、新たな道を歩む…〕

今年の暑く長い夏の厳しさが終わり、短い秋を楽しむ間もなく、大千軒岳の山頂に雪を頂き冬の訪れを感じております。

早いものでこの広報が皆さまのお手元に届けられるころには、令和7年の幕が上がっております。
令和6年を振り返ってみますと、元日に能登半島地震が発生し、渡島半島に位置する当町も他人事とは思えない気持ちで正月を過ごしたような気がしております。1年が過ぎようとしている時間の速さにも驚きです。
町政では、新たな吉岡温泉が4月にオープンし、水産種苗生産センターや有害鳥獣減容化処理施設の完成など、近年にない大型事業が推進された年でもありました。
また、青の洞窟を巡る岩部クルーズがまちの新たな観光として定着し、道の駅もリニューアルされ、新たな事業が着実に根付いた年でもありました。
さらに、福島商業高校の存続に向けた全国募集が2年目を向かえ、全国から学びを求めて集まった生徒が更なる生徒を呼び、我が母校の募集停止は回避されました。
現在、来年度の生徒の受け入れに向け、新潮学舎の増築が急ピッチで進められております。
今、福島商業高校の生徒たちがさまざまな場面で町の活力となって、新たな息吹を与えてくれております。

11月14日(木)・15日(金)の両日、財務省や国土交通省に対して白神防災道路の整備促進の要望をしてまいりました。
当日は、松前町の若佐町長と一緒に、財務省の主計官(国土交通省公共事業総括係担当)および国土交通省並びに北海道局の柿崎局長に松浦から白神間の防災道路の早期の整備促進を要請するとともに、越波や豪雨時による通行止めなどの地域の状況を報告させていただきました。
引き続き、早期事業促進に向けた予算確保に努めてまいります。

11月19日(火)に、道南道路四期成会の要望活動に参加し、大泉函館市長をはじめ渡島・檜山の首長と共に、新たに就任された地元選出の国会議員である横山信一財務副大臣および向山淳衆議院議員並びに逢坂誠二衆議院議員に対し、北海道縦貫自動車道、函館・江差自動車道、松前半島道路および函館広域幹線道路の建設促進を期成会として要望してまいりました。
また、11月21日(木)には、令和7年度に向け、北海道の道路整備予算の確保および高規格道路などの整備促進、高速道路の整備促進、治水関係事業予算の確保、社会資本整備の推進に関する提案・要望活動の特別班として北海道を代表し、北海道道路利用者会議の丸岩浩二会長(北海道議会議員)、北海道道路整備促進協会硲一寿会長(興部町長)、北海道白石俊哉建設部長と共に、北海道防災協会副会長として要請活動を行ってまいりました。
要請では、財務省の菅野主計官、国道交通省北海道局の柿崎局長などのほか、長谷川岳参議院議員、鈴木宗男参議院議員、中村裕之衆議院議員へ直接要請しててまいりました。

令和6年の1年に感謝申し上げるとともに、令和7年の新たな年を迎えるにあたり、町民の皆さまと共に、先人たちの歩みに感謝をし、新たな道を歩む覚悟をもって、今年1年よろしくお願いいたします。