くらし 令和7年 新春を迎えて
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道鹿部町
- 広報紙名 : 広報しかべ 2025年1月号
町民の皆さま、あけましておめでとうございます。
令和7年の年頭にあたり、鹿部町の更なる発展と町民皆さまのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。
さて、昨年は地元関係者はもとより、北海道や近隣市町からも来賓をお招きし、「しかべ間歇泉発見100周年記念式典」を鹿部うまいもの祭りと合わせて開催し、約4,500人の来場者とともにその節目を盛大に祝うことができました。10月22日には、道の駅しかべ間歇泉公園の来場者数が300万人を達成し、記念セレモニーが開催されました。
また、本町出身で北海道日本ハムファイターズの伊藤大海投手が初のタイトル、最多勝利投手賞と勝率第一位投手賞を獲得する大活躍を見せてくれました。さらに海外では、ドジャースの大谷翔平選手が大リーグ史上初となるホームラン50本、50盗塁の「50-50」の偉業を達成し、2年連続3回目のMVPに選出。チームの世界一に大きく貢献しました。この2選手の活躍は、世界各地での自然災害や紛争など深刻なニュースばかりで暗い気持ちとなっていた私たちに勇気と希望の光を与えてくれました。
本町においても、鹿部中学校1年の八木橋琉空さんと鹿部郵便局勤務の平田昭仁さんが所属するHarder’s(ハダーズ)函館元町ライオンズ車椅子バスケットボールクラブが全国大会出場を決めるなど、鹿部からもさまざまな分野において活躍しておりますことを大変うれしく、誇りに思うところであります。
そして、町民皆さまのご理解のもと、職員の頑張りと創意工夫等が評価され、子育て支援施策「子ども未来きらきらプラン」が見事、「日本子育て支援大賞2024」に選ばれました。
私たちの子や孫は、私たちが作った未来にしか生きることができません。鹿部がこれまで以上に子どもたちの夢をかなえられる町となるよう、これからも更なる努力を重ねて参ります。
また、昨年は私が町民皆さまの温かいご支援、ご支持を賜り、初めて町長に就任してから8年目を迎えた締めくくりの年でありました。
この間、新型コロナウイルス感染症の流行やロシアによるウクライナ侵攻など世界各地での紛争、地球規模で発生する自然災害など、世の中が目まぐるしく変化している中、今まで誰も経験したことのない急激な人口減少社会を迎えています。世の中の価値観や秩序が大きく変わり、まさに私たちの前に道などなく、私たちの歩みがそのまま道となる状況の中、令和5年度に策定しました第6次鹿部町総合計画の重点項目である「子育て支援」や「人口減少対策」、「地域循環型経済の構築」に力を注ぎ、挑戦を続けて参りました。
自分の子や孫にも「ここ鹿部に残ってほしい」「おじいちゃん、おばあちゃんのいる鹿部に帰りたい、住み続けたい」と言ってもらえるような日本一魅力ある漁師町、日本一行ってみたい、住んでみたい漁師町の実現に向けて、私たちのふるさと「鹿部町」がいつまでも、笑顔あふれ、光り輝くまちであり続けなければいけないと考えています。新たな風を迎え入れながら、産業連携ビジョンに沿って、私たちの原点である里海・里山を守り、食で漁師の方から水産加工屋さん、商店の方、そして食卓までを顔の見える形でつなぎ、地域で経済の好循環をつくり、観光や6次産業化により、いわゆる外貨を稼ぎ、福祉や教育を支え、社会資本整備の蓄積で安全をより確かなものとし、町民お一人おひとりが主役のぬくもりのある「ふるさと」「地域共生社会」の実現を目指して、各事業や仕組みづくりを進めて参りました。
今年も引き続き、基幹産業である水産業振興、認定こども園および義務教育学校の整備、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)の推進に加え、課題となっている住環境や人材確保・育成を粘り強く行っていきます。また、しかべ観光のグランドデザインの改訂に伴い、旧亀の湯周辺の整備と道の駅から商店街周辺までの整備に関する基本構想協議に着手し、「海を感じ、湯けむり立ち上る街並み」の形成へチャレンジして参ります。このほか、移住版「未来きらきらプラン」の遂行や中心地賑わい創出計画づくりへの協議、旧役場庁舎の試験的利活用、道路整備計画に沿った常呂山道路線と水源地道路線の整備を実施して参ります。
そして、1人暮らしの高齢者が安心して生活できる医療、介護、福祉、地域公共交通を含む生活インフラの環境整備と国道や道道など災害時にも安定して機能する道路ネットワークの確保に伴う課題整理を行って参ります。
これからも、福祉やデジタルをまちづくりのど真ん中に置き、稼げる地域として健全な財政運営のもと、スポーツや文化支援の充実、減災対策の強化を図り、いつまでも心豊かで笑顔があふれる、まぶしいほど光り輝く町を目指します。そのため、町民の皆さまと力を合わせ、オール鹿部で立ち向かい、この町に暮らす誰もが支え合う昔ながらの「共生(ともい)き」の精神で、各世代が安心して暮らせる「地域共生社会」を築き上げ、ぬくもりのあるまちにして参ります。
結びに、町民皆さま方の益々のご活躍を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
令和7年元日
鹿部町長 盛田 昌彦