- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道鹿部町
- 広報紙名 : 広報しかべ 2025年10月号

■鹿部からユニコーンを
学び場をスタートして、あっという間に半年が経ちました。鹿部の子どもたちの未来に本当に役立つ学びとは何か-。日々試行錯誤しながら、その理想のかたちを追い求めています。
学び場ではどんなことを大切にし、どのような学習サポートを行っているのかを少しご紹介できればと思います。
この学び場では、自学自習を基本とし、学びを通して「主体性」や「失敗や間違いから学ぶ姿勢」、そして「共に学び合い、共に成長していく姿勢」を育むことを大切にしています。
今年度は、30名の子どもたちが集まってくれました。
子どもたち一人ひとりの個性や潜在能力を引き出すこと、それぞれが自分の課題に向き合いながら、自分のペースで学びを進めることを目指しています。そして今後は、より一層個別学習の最適化を目指して、AIを活用した学習支援も検討しているところです。私自身もAIについて学んでいこうと考えております。
小学生の英語と新しく開講した英会話クラスは、ALTンプミ先生にご担当いただいております。明るく楽しい雰囲気のなかで、自然と英語に親しめる素敵なクラスをつくってくださっており、この場を借りて心より感謝申し上げます。
中学生の学びの場では、年齢の垣根を越えて教え合ったり、助け合ったりする姿も見られます。また、「夢」や「失敗談」などについて語り合うことで、互いに刺激を受け合えるような時間も設けています。
子どもたちが知識を活用して自分の頭でしっかりと考え、課題を解決する力、他者と協力しながらあきらめずにやり抜く力などの「見えない力」(=非認知能力)も身につけてほしいと考えております。
子どもたちの「やってみたい」という気持ちを大切にし、子どもたちの成長を止めないよう、これからもさまざまな新しい取り組みにチャレンジしていこうと思っております。
目指しているのは、学びの習慣化、日常生活の中で少しずつ学ぶ習慣が自然に根づくことです。
私の願いは、ここ鹿部の「学び場」の子どもたちから、未来のスタートアップが生まれることです。私自身、日々子どもたちからたくさんのエネルギーをもらい、夢を描きながら、楽しく充実した時間を過ごしています。
今後とも皆さまのあたたかい応援を、どうぞよろしくお願いいたします。
