- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道森町
- 広報紙名 : 広報もりまち No.247 令和7年10月1日号
■遺跡の年代はなぜ分かる?(3)
前回に引き続き、資料の観察から分かる土器の特徴をご紹介します。今回は縄文後期(約4,000年~3,000年前)と縄文晩期(約3,000年~2,300年前)です。
▽縄文後期の土器
縄文後期の土器は、これまでの鍋のような形をしたものだけではなく壺や急須のような形をしたものなど多様な種類が作られます。
表面の模様は図形のように描かれた線と縄目模様を組み合わせたものが多くみられます。
▽縄文晩期の土器
縄文晩期の土器は、器の厚さがとても薄くなります。
模様は縄文後期の土器と同様に直線や曲線に縄目模様を組み合わせたものが多くみられますが、より精緻で複雑なものを描くようになります。
これまで紹介した資料は森町遺跡発掘調査事務所で展示しています。ぜひ足をお運びください。