くらし 特集 もしもに備えて準備をしましょう

毎年9月1日は「防災の日」です。
毎年、地震や豪雨などの災害が全国各地で発生しています。幸い本村では、近年は大きな災害に見舞われていませんが、災害はいつ発生するかわかりません。災害に対応するには、自分たちの命は自分で守る「自助」、地域の皆さんが協力して地域を守る「共助」、行政による災害に強いまちづくり「公助」の連携が必要不可欠です。
災害から皆さんの大切な命や財産を守るため、日ごろから災害時の連絡方法や避難方法、避難所の確認、防災用品などについてご家族や地域の方と話し合い、災害を自分事ととらえていただき、防災意識を高めて災害に備えましょう。

■避難準備
日頃から非常持出品の準備の確認をすることは、「あわてず落ち着いて」対処することがカギです。いつ発生するかわからないあらゆる災害に備え、日頃から家族で話し合っておくとよいでしょう。

▽非常持出品
あらゆる災害・非常事態に備えて今一度確認してみましょう。
貴重品:現金、通帳、印鑑、保険証、免許証、母子健康手帳など
ラジオ・照明器具:FM付ラジオ、懐中電灯、予備電池、ローソク、ライター、マッチなど
衣類:下着、トレーナー、ジャンパー、軍手、雨具など
非常用食品:缶詰、カンパン、ビスケット、チョコレート、水など
道具類:缶切り、栓抜き、ナイフ、割り箸、ロープ、ビニールシートなど
救急・衛生用品:消毒液、傷薬、目薬、胃腸薬、鎮痛解熱剤、ばんそうこう、ほう帯、生理用品、ウェットティッシュなど

▽備蓄品
数日間を自活するためのもので最低でも3日分を用意しましょう。
燃料:卓上コンロ、スペアガス、固形燃料など
洗面具:歯ブラシ、タオル、石鹸など(避難所にはありません)
水:飲料水は1人当り一日約4リットルが目安です。
暖房:暖房器具、使い捨てカイロなど
食料品:米、アルファ米、レトルト食品、カップ麺、菓子類など保存期限の長いもの

▽家族構成に合わせた準備を
乳幼児がいる場合:粉ミルク、ほ乳ビン、紙おむつなど
要介護者や高齢者のいる家庭:レトルト食品(おかゆなど)、着替え、紙おむつ、ウェットティッシュ、障がい者手帳、老眼鏡、補聴器、入れ歯と入れ歯ケース、補助具などの予備、常備薬など

■ポイント!循環備蓄のすすめ~食料品や生活消耗品の循環備蓄とは~
食料品の備蓄というと、乾パンや缶詰など「長期保存できるもの」をイメージしがちですが、例えば、お米を一袋余分に買っておき、なくなったら保管していたお米を食べて、また一袋買い足しておけば、賞味期限を気にすることなく備蓄している事になります。食料品のほか、トイレットペーパーや生理用品など、生活消耗品にも取り入れることで災害時に対応でき安心です。「循環備蓄」を心がけましょう。