- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道長沼町
- 広報紙名 : 広報ながぬま 令和7年4月号
■基本政策5 多様なひとと文化を育むまち
子どもの社会性・人間性を育てるとともに、誰もが心豊かで生きがいをもてるまちづくりを推進します。
▽生涯学習の充実
本年度から「第3期長沼町生涯学習推進計画後期基本計画」がスタートします。本計画の理念である「学び、行動し、成果を分かち合うまちづくり」の実現に向け、個人の学びから一歩踏み出し、学びの成果が学校教育や社会、地域などにおいて行われる多様な学習活動に生かされるよう、本計画に基づき生涯学習を推進してまいります。
▽教育の振興
生涯学習の基本理念に基づき「ながぬまっ子」を育む町独自の義務教育ビジョンと連動した教育環境の整備を行ってまいります。
また、教育振興に関する施策につきましては、町と教育委員会で組織される「総合教育会議」において、協議・調整を行い、共通認識に基づき、総合的かつ計画的な推進を図ってまいります。
▽学校教育の充実
「確かな学力」、「豊かな心」と「健やかな体」を育み、「生きる力」を身に付けられるよう、9年間の見通しを持った教育活動の充実を図ってまいります。
また、現在事業を進めております、一体型義務教育学校につきましては、9年間の学びを支える教育環境を具現化した校舎を目指し、本年度から新校舎建設工事に着手するとともに、開校準備委員会における協議の一層の充実を図るなど、令和9年度の開校に向けてハードとソフトの両面から取り組みを加速させてまいります。
学校給食では、厳しい衛生管理に基づき、安全で安心な給食の提供に努めるとともに、生産者団体等と連携した地元食材の地産地消を、引き続き進めてまいります。
また、本年4月より学校給食費を公会計に移行し、適正な学校給食事業の運営に努めるとともに、近年の物価高騰による給食材料費の価格上昇分を支援し、保護者の経済負担軽減を図ってまいります。
▽高等学校に対する支援
生徒に選ばれる魅力ある高校づくりを期待しており、2間口の定員堅持を目的とし、進学・就職を支援するため各種検定料や学校案内用パンフレット作成費の助成に加え、新たに「対話を通してコミュニケーション力を獲得する高校魅力化支援」を推進するなど、特色ある学校づくりへの支援を拡充してまいります。
▽社会教育の充実
学校・家庭・地域が連携して豊かな人間性・社会性を身につけた次代を担う青少年の健全育成に努めてまいります。また、必要な知識や技術を習得し、地域づくりの実践につながるよう、生涯各期の学習機会を提供してまいります。
図書館につきましては、公共施設の中で、町民が気軽に足を運ぶことのできる社会教育施設であり、生涯学習の情報発信拠点として、広く資料を収集・提供するとともに、幅広い年代の人が活字文化に触れられるよう、町民が利用しやすい読書環境づくりに努めてまいります。
▽社会体育の充実
「長沼町スポーツ推進計画」に基づき、家庭、学校、地域が連携して、子どもの体力、運動能力向上に努めてまいります。
また、少子化が進む中、将来にわたり児童・生徒がスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむことができる機会を確保するため、学校部活動の地域展開について、運営主体となる団体や指導者の掘り起こしなどの支援・協力を行い、「地域の子ども達は、学校を含めた地域で育てる」という意識のもと、持続可能な活動の場所づくりに取り組んでまいります。
さらに、長沼町スポーツ推進委員会や各スポーツ団体と連携し、町民のニーズに応じた各種大会の開催やスポーツ教室などの交流を推進するとともに、中学生以下の北長沼スキー場リフト使用料無料化を継続し、気軽に冬季スポーツに親しめる環境づくりを進めてまいります。
▽文化の振興
子どもたちをはじめ町民が本町の文化や歴史に興味・関心を抱き、郷土愛がかん養されるよう、学習機会等の充実に努めてまいります。
また、町民の文化活動を支援し、豊かな地域社会づくりにつながるよう、引き続き各文化団体を支援してまいります。
埋蔵文化財は本町の大切な財産です。埋蔵文化財が損なわれることのないよう関係機関と連携し保存・保護に努めるとともに、動画等の配信などインターネット環境を利用したデジタル郷土資料館の開設について検討してまいります。