- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道長沼町
- 広報紙名 : 広報ながぬま 令和7年4月号
■基本政策6 健全な行財政運営で活気あふれるまち
行財政基盤の安定した、町民と行政の協働で築く魅力あるまちづくりを進めます。
▽行財政活動の推進
町民の声を広聴し町政に反映させるため、従来の「まちづくり会議」をリニューアルし、「オープンミーティング」や「ウェルカムミーティング」の様な、形式にとらわれず参加者や団体などから自由に意見を聴く場を持ち、町民と行政との情報共有及びコミュニケーションの促進を図ってまいります。
また、引き続き「行政区・団体要望」や「出前講座」等の施策を通じて「町民の声を生かして創る」まちづくりを推進してまいります。
あわせて、町内への進出企業やさっぽろ連携中枢都市圏におけるまちづくりパートナー協定企業など、多くの企業・団体との連携を深め「官民連携によるまちづくり」の拡大、充実に取り組みます。
さらに、町のブランド力と地域力を向上させ、活力あふれるまちづくりを実現するため、移住促進、観光振興、企業誘致、子育て支援、ふるさと応援寄附など行政の様々な取り組みに加えて、町民や町内事業者による特色ある取り組みも含めた、横断的かつ総合的なプロモーションを展開することで、町の魅力を効率的・効果的に発信してまいります。
■基本政策7 ひとが集まり持続可能なまち
多様なひとが集い、まちの課題をともに考え、未来へ繋ぐ持続可能なまちづくりを進めます。
▽コミュニティ活動の促進
町民ニーズに合致したコミュニティビジネスの創出や主体的なまちづくり活動を支援する「ながぬま創生町民提案プロジェクト支援事業」を継続し、まちづくりに持続的に寄与する地域人財、活動主体の成長を促し、町民主役のまちづくりを推進してまいります。▼人材の育成・地域間交流の推進
本年度も豊かな国際感覚を身につけ国際社会で貢献できる人材育成を目指す、中学生海外派遣事業及び国内外研修事業を継続いたします。
タンチョウも住めるまちづくりにおいては、鶴居村との子ども交流事業に継続して取り組み、地域間交流を通じて歴史や文化に対する知見を深めるとともに、ひとと自然が共生するまちづくりの浸透、未来に引き継ぐ人材育成につなげてまいります。
また、地域おこし協力隊の取り組みを強化・拡充し、様々な分野で活躍できる隊員を迎え入れ、隊員の持つ知識、行動力が地域活性化の新たな推進力となるよう取り組んでまいります。
さらに、ワーケーション推進事業を通じて、参加企業による町の課題解決や活性化に資する提案・実証を促すとともに、サテライトオフィスの誘致やローカルスタートアップの創出に取り組み、都市部から地方への人の流れの増大や関係人口の創出拡大に努め、地域活性化を図ってまいります。
加えて、仕事と育児・介護との両立、または閑散期などにおいて、働きたい時間に合わせて自宅等で働けるようデジタル技術を活用した在宅ワークに関するリスキリングセミナーを開催し、柔軟な働き方を希望する人の選択肢が拡がるよう取り組んでまいります。
▽魅力的な地域圏の形成
人口減少下で、複雑化かつ高度化していく地域課題に対応していくため、「さっぽろ連携中枢都市圏」や「南空知定住自立圏」、「オール北海道ボールパーク連携協議会」などの広域的な連携も進めながら、将来にわたって活力を維持していく施策を積極的に取り組み、町民や関係機関が一体となって持続可能なまちづくりを推進してまいります。
■以上、令和7年度における、私の町政執行に関する所信と基本的な方針について申し上げましたが、引き続き行財政の簡素化、効率化を図るとともに、透明性、自浄性を確保し、自らの行政能力の向上に努め、住民福祉の向上のために責任ある行財政運営に努めてまいります。
私は、町の目指す姿を「ひとと自然の共生きらめく田園と交流のまちながぬま」と掲げ、産業振興や企業誘致、移住定住の促進など、人口減少を抑える「人口の安定化」対策を積極的に行い、いつまでも安心して住み続けられる豊かなまちづくりを目指し、全力を傾注してまいる決意であります。
今後とも、町議会議員各位をはじめ町民皆様のより一層のご理解とご支援を賜りますよう切にお願い申し上げ、施政方針とします。