- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道東神楽町
- 広報紙名 : 広報東神楽 2025年5月号(第728号)
◆下水道事業の概要
町の下水道事業は、昭和57年から供用を開始し、現在約8300人の方が利用しています。しかし、水道と同様に、下水道についても有収水量・使用料収入が減少することが想定されます。
また、老朽化していく下水道管きょ(水路)や設備の更新が必要になってきます。
下水道事業の経営は、次の理由から厳しい経営状況であり、赤字経営が続いています。
・20立方メートルあたりの下水道料金が道内平均3689円に対して2200円と安価
・老朽化施設の増加に伴い、更新による多額の工事費が発生
・建設資材費や電気料の高騰による維持管理費の増加
◆基本方針
◇(1)公共下水道事業の推進
下水道ストックマネジメント計画に基づき、計画的な管路調査を行い、老朽化した管きょの改築更新・耐震化など施設の適正管理を図ります。
また、下水道ストックマネジメント計画の見直しを適宜行い、より一層の施設の適正な維持管理を図ります。
◇(2)雨水対策の推進
雨水対策として、東神楽地区市街地の雨水管の整備を進めます。
◇(3)下水道事業の健全経営
下水道事業のより一層のさらなる効率化や経費の削減を図るとともに、下水道事業の持続に必要な料金水準・料金体系の見直しを行い、健全な運営を図ります。
◆投資・財政計画
料金の見直しによる収益の増加と町の一般会計からの基準外繰入を行わない、独立採算を原則とした収支計画では、現行料金より1・7倍(20立方メートルあたり3731円)の料金改定が必要と試算しています。
◇収益的収支
◇収益的収支(料金見直し後(案))
◇資本的収支
◇資本的収支(料金見直し後(案))
◆上下水道料金の改定
今回の経営戦略の改定により、サービスを将来に渡り安定的に供給するためには、上下水道料金の改定が必要であることがわかりました。引き上げ幅や引き上げ時期については、今後、近隣市町の状況を把握したうえで、学識経験者や利用者の代表者を中心に組織される上下水道審議会により審議いただく予定です。
◆上下水道審議会委員を募集します
募集人数:2名
応募資格:東神楽町にお住まいで、水道・下水道を利用中の方
応募書類:ホームページからダウンロード、建設水道課・ふれあい交流館に設置
提出場所:建設水道課、ふれあい交流館
締切:5月9日(金)までに応募書類を提出してください。
経営戦略の詳細は、ホームページで公開しています。