子育て 報告 2025年度町政・町教育行政執行方針(8)

▽地学協働による「地域と共にある学校」づくり
引き続き、「あいさつは元気と笑顔とつながりと」という地学協働目標を立て、学校と地域との間で共有化を図り、「地域・家庭と連携したあいさつ運動の充実」を推進し、子どもの望ましい生活習慣の定着を図ります。
また、当麻町の町づくりの理念である「食育・木育・花育」の実践のために、学校運営協議会の充実を図り、青少年健全育成町民ネットワーク、学校支援地域本部が進めるボランティアなどの地域の教育資源を活用するなど、学校教育と社会教育とのさらなる連携を強化し「地域と共にある学校づくり」の実現を目指します。

▽働き方改革の推進
中学校における部活動の地域移行につきましては、本町における現状や活動の分野・種目の特性を踏まえながら、今後の子どもたちのスポーツ・文化活動のあり方について、児童生徒、保護者、教職員、地域スポーツ団体関係者など、幅広く意向や要望を集約し、協議を深めながら推進してまいります。
また、校務支援システムを活用した、校務DX化を推進し、教職員の負担軽減を図り、教職員の子どもたちと向き合う時間確保に努めるなど、教職員一人一人が「働きがい」を感じることのできる働き方改革を推進します。

▽その他の新規・継続事業
すべての子どもたちに、教育における機会の平等と格差の解消が実現する社会の構築に向け、修学旅行の全額補助事業を継続するほか、「子育て支援図書贈呈事業」における「誕生日の図書贈呈」、木育事業として「ふるさと思い出机製作事業」につきましては引き続き実施して参ります。
そして、令和8年度から当麻中学校の制服を45年ぶりに変更します。これからの新しい時代に見合った「多様性を尊重した未来へ繋ぐ循環型制服」として、生徒や家庭の持続可能な社会づくりへの参画を促し、町として制服購入にかかる費用の一部を助成します。
また、町立幼稚園の園舎老朽化に伴い、令和7年度から8年度にかけて新園舎を建設し、幼稚園型認定こども園として開園するための準備を着実に進めてまいります。

―社会教育
社会教育では、「確かな学び、つながる喜び、ひとが輝くまちづくりを目指して」を基本方針に、地域との連携を深めながら、教育活動を推進してまいります。
社会教育中期計画の推進の重点「子どもの豊かな心と生きる力を育むまち」「ともに学び合いつながりを育むまち」「文化を高め心と体を健やかに育むまち」「学習環境を整え自立した町民を育むまち」を大きな柱として「つながりあいおしえあいはぐくみあいまなびあいあるきだそう」の実現を目指し、全力で取り組んでまいります。

▽生涯学習としての食育・木育・花育の定着
地域学校協働活動として学校で実施している「食育・木育・花育」の具体的活動の取り組みも4年目に入ります。ねらいを見直し、活動の充実と蓄積を行うなど、一連の学習は学校の教育課程に明確に位置付け、当麻町の学校教育に深く浸透しつつあり、当麻町の教育の大きな特徴となっています。
これからは、学校教育に浸透してきた「食育・木育・花育」の学習活動を生涯学習の視点から、町内における世代を越えた活動に発展させ、当麻ならではの活動を進め、生涯学習を定着させてまいります。