くらし 令和7年10月から下水道使用料が改定されます

家庭や会社から排出される汚れた水は、一部を除いて浄化センターへ送られ、きれいな水に変えて自然に返しています。そのための費用を「下水道使用料」として、下水道を使用している皆さまにご負担いただいておりますが、令和7年10月から値上げを実施させていただくことになりました。
今後も下水道事業の健全化をめざし、快適な生活環境づくりと公共用水域の水質保全のため、経費の節減、事業の効率化とサービスの向上に努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。

◆改定の必要性
公共下水道事業は、下水道使用者から納めていただく下水道使用料により、汚水の処理費用を賄うこととされています。(汚水私費の原則)
しかし、下水道使用料で賄われているのは、経費(支出)の約4割(令和5年度決算:円グラフ参照)で、不足分は一般会計からの繰入金により補っているのが現状です。
一般会計からの繰入金は、公共下水道を利用できない下水道区域外の方々からも負担をいただいている状況です。このことから、今後も受益者と負担者の公平性を保つためには下水道使用料の適正化を図り、一般会計からの繰入金を段階的に減らしていく必要があります。

・繰入額と使用料金の将来予測
単位:百万円

◆料金の改定
人口減少による収益性の改善が見込めない状況の中、燃料費高騰などによる施設維持管理費用の増加や、必要最低限の経費を見込んでいるものの、下水道施設補修、老朽化対策費の増加により、経営がさらに厳しさを増すことから、持続可能な経営基盤の強化が急務となっています。こうしたことから、一般会計からの繰入金の削減と、健全な事業の継続のため、下水道使用料の改定に向けた審議を重ねた結果、令和2年度の議会において14%の改定率が議決されました。なお、改定時期については、使用者の皆さまの急激な負担増を軽減するため、2回に分け改定することになりました。
既に1回目の改定は令和2年10月に実施しており、2回目の改定は、本年の10月1日に予定しています。
適用される新料金は左記の表のとおりです。今後も、下水道による快適な暮らしを将来にわたって持続的かつ安定的に提供できるように努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。

◆令和5年度決算
◇収入 総額3億6,835万3千円

◇支出 総額3億5,702万6千円

◆新料金への移行時期は?
毎月検針の方は11月請求分(10月使用分)からです。隔月検針の西側地区(偶数月請求)の方は12月請求分(10、11月使用分)から、東側地区(奇数月請求)の方は1月請求分(11、12月使用分)からです。
なお、水道(上水道)料金は据え置きです。

◇偶数月
錦町、富町、中町、栄町、泉町、扇町、西町、光町、北町、基線・西線・東線の一部

◇奇数月
本町、宮町、旭町、新町、東町、桜町、緑町、南町、大町、丘町、向町、基線・西線・東線の一部

・下水道使用料金表(1カ月につき)

問合せ:建設水道課上下水道班
【電話】45-6982

・詳しい下水道使用料などは町ホームページからご確認ください